新型コロナウイルス

井上正康先生解説:あらゆる種類のワクチンは無効、静電結合のオミクロン株

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松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体29<本編>

井上 正康 大阪市立大学名誉教授

感染症4学会共同声明:オミクロン株による症状は2~4日程度で軽くなる。重症化は数千人に1人。普通の風邪対応で良いとの声が出てきたが?

はい。新型コロナのオミクロン株に関しては、4学会の共同声明の通りです。したがって無効で危険なワクチンを接種する必要は皆無です。多くの医師からも同様の声明が出され始めており、札幌の3大病院では正式に、ワクチン接種中止を表明しました。⇒ ワクチン接種を中止した医療機関

久住英二医師:『軽症なら受診控えて』は医者の職務放棄だ。具合が悪いのに4日待ては、手遅れになる可能性。

これはオミクロンの感染症状を、針小棒大に報じているメディアに振り回され過剰反応して、科学的判断が出来ない不勉強な医師の発言である。無症候性パンデミックとなったオミクロン株が誕生した昨秋以来、海外の大半の国々ではすでに4学会と同様の対応がなされており、日常生活を取り戻している。日本国内の患者の状況なども、4学会の表明通りである。

世界中で日本人のみ100%近くがマスクでの過剰反応をし、あらゆる面で1人負けし続けている。未だに指定感染症2類相当に放置している政府、厚労省や医師会ならびに日本医学会の未必の故意の責任は極めて大きい。

大阪府で無料検査キット配布:若年者対象。自主検査、自主療養で社会活動がストップしてしまう? ウイズコロナにならないのでは?

これはコロナを5類相当に格下げして、多くの開業医が発症者だけを診察すれば解決することであり、コロナ以外の原因で重症化する危険性も避けることが可能である。真夏の炎天下で100%の国民に危険なマスクをさせている政府、行政、メディアの責任は極めて重く、TV漬けで自分で考えることをしない国民の責任でもある。

抗原検査の結果は信頼出来るのか? 抗原検査で陰性の後PCRで陽性となった女性。

40~45サイクルも増幅している現行のPCR検査では、感染力のない微量の遺伝子断片でも陽性になる。一方感度の低い抗原検査では、感染するために必要なウイルス量がなければ陽性にならず、擬陽性も少ない。このためにオミクロン株ではPCR検査の方が実害がすくない(?)。つまり、騒ぐと実害が起こる。(抗原検査は騒ぎが少なくて済むが、PCRは騒ぎが大きくなる)発症しても喉風邪の治療が基本なので、無症状者には抗原検査もPCRも不要である、日本だけがこのような愚策を続けており、政府や専門家の責任は極めて大きい。

感染者数過去最大:実行再生産数は7月30日に1を割り込んだが、お盆時期に一過性の増加あり得る。高齢者感染で医療ひっ迫は続くと思う。

感染論の基本を知らない自称専門家たちは、PCR陽性者数の増減に振り回されて科学的思考力が停止している。PCR陽性者には、感染と無関係な微量の遺伝子断片が付着しているもの、感染力のあるウイルス自体が存在するもの、ウイルスが細胞内に感染しても無症状のもの、及び発症するものなど様々なグループが含まれている。実際の医療が対象とすべきは、症状がある患者のみである。PCRは参考資料程度にすぎない。

一定の測定条件下ではPCR陽性率が分るので、検査数を増やせば陽性者数も増える仕組みなので、東京都のように無料検査を受ければ駄菓子のようなクオカードが買える、それをアルバイトにしている輩も多いので感染者数はどのようにも操作可能である。PCR陽性者数で喉風邪の患者に対してバカ騒ぎしているに過ぎない。8割おじさんの異名を持つ京大教授が、AI分析で第7波の終息を論じているが、オミクロン亜株の分子病態特性も知らずに何時ピークが過ぎるかを論じているのはすべて無意味である。

忽那医師:接種から時間経過による感染予防効果の低下、人流の増加、N抗体、第7波感染者数世界最多はN抗体陽性率、マスク効果は?

それは完全な誤りである。日米のオミクロンの亜株は同じであるが、マスク装着率世界最多国である事実は、マスクが感染予防に無意味である事の証拠でもある。欧米ではPCR検査数も激減しているが、日本は無料PCR検査の愚策で見かけの感染者数が激増しているに過ぎない。ACE非依存性に静電結合して粘膜の酸性多糖体に強く結合するオミクロン株では、血中抗体や細胞性免疫の作用が弱くて何度も上気道粘膜に感染する。このためにワクチンは無効である。

ホストの免疫状態と無関係に感染力が増加した亜株が誕生する度に、何度でも感染を繰り返すわけで、これは喉風邪の基本的特色であり、第6波の日米の免疫状態の違いなどは、非科学的戯れ言である。

感染リスクの高い場所への外出を控えろというが?

無症候性パンデミックとなった現在、オミクロンはトロイの木馬の如く我々の生活環境の中に広く深く浸透している。人はウイルスと共存する宿命にあり、免疫バランスを整えると同時にウイルス量を低く保つ生活習慣が基本です。口腔ケア、手洗い、うがい、鼻洗浄、スマホ表面の消毒、適切な運動などで身体の総合的レジリエンス、つまり復元力を強化する習慣が大切である。無料検査などは不要であり、症状が出た時だけ検査すれば十分である。

新型コロナの薬7,8万円。5類への見直しは弊害がある。

それは本末転倒である。コロナは5類以下に格下げすればすべて解決する。オミクロン時代にろくに安全性試験もせずに緊急承認された、不確かで高額なコロナ治療薬等を使用すべきではない。事実、欧米でコロナの新規治療薬が様々な薬害を起こしている。感染して発症した喉風邪の患者を治療すれば、すべて解決することである。大半が無症候性のオミクロンに対して、効果も安全性も不明で7・8万円もする新薬などは不要であり、喉風邪の対症療法で十分である。

これまでも重症者や死者の多いインフルエンザのみならず、風邪に対してもそのように対応してきたことから何の問題もない。

中国:ゼロコロナが裏目に。医療体制の脆弱性

武漢以来のコロナによる実害を振り返ると、中国のコロナ実害は日本と同様に極めて低いことが判明している。武漢での大騒ぎの背景には今回のコロナ騒動の政治経済的要因が深く関係しており、医療体制等は直接関係ないと思われる。厳しいゼロコロナ政策で見かけ上は成功したことを自身の業績として次の政権維持につなげたい習近平には、コロナ政策で失敗出来ない政治的目標がある。実現不可能なコロナ政策が、経済を疲弊させたことは当然であろう。

東京都で手足口病が3年ぶり警報レベルに

手足口病は毎年夏、子供を中心に流行する感染症であり、口の中、手や足の裏などに発疹や水疱が出来て発熱することもあるウイルス感染症である。新型コロナがパンデミックとなった2020年冬にはインフルエンザが激減し、この年の夏には手足口病が激減した。これらはウイルス干渉により説明出来る結果である。しかし、何故かこの感染症が3年振りに流行している。感染力が激増したオミクロン株の誕生により、手足口病の流行がまん延している理由は不明である。

これに関してmRNAワクチンには免疫力を抑制する作用がある事が判明している。発症が2年前に激減した手足口病が3年ぶりに増加していることから、免疫防御能力が低下した可能性が考えられる。これに関しては、修飾されたmRNAメチル化ウリジン(シュードウリジン)ワクチンが免疫系を抑制することが知られている。手足口病の患者とワクチン接種を比較解析することにより、この現象の解析が明らかになる可能性がある。

オミクロン対応ワクチンに意味があるのか?

スパイクのプラス荷電が激増して上気道粘膜に静電結合的に感染するオミクロン株、これには血中抗体や細胞性免疫等の獲得免疫は無効である。喉風邪を何度も引くのはそのためである。第5波、デルタ株までのACE2標的型コロナに対する武漢型旧コロナワクチンのみならず、オミクロン対応型ワクチンの効果は低いと予測される。しかも、昨年秋から開発が始まったオミクロン型対応ワクチンの、有効性も安全性も検討されていない状態で緊急承認されたものであり、そのような代物をワクチンと称して国民に接種することは医学的に考えられないことである。

ましてや、子供への接種努力義務などは狂気の沙汰である。国民の健康と命を守るべき国や厚労省が、医学的にあり得ない暴挙を行うことを許してはならない。

ノババックスワクチン:副反応が低いというが。組み替えタンパクワクチン

スパイクタンパクワクチンは遺伝子ワクチンより副作用が少ないが、オミクロン株にはmRNAワクチンと同様に効果が低いことが予想され、感染予防出来ないと考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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