新型コロナウイルス

小島勢二先生:6回目ワクチン接種で様々なマイナス要因が

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WSJ紙 「コロナの検閲は、致命的だったことが判明」 政府やSNS企業は、パンデミックの時期にコロナ政策に反対した人たちを弾圧したが、現在は、反対した人たちが正しかったことが判明した。 政府やSNS企業の偽善や悪事が追及され始めた。 要旨 パンデミックを煽る宣伝が恐怖、病気、インフレを引き起こし、コロナ以上の超過死亡を引き起こした。事実を隠蔽しようとする検閲が、法廷で裁かれようとしている。
 
ツイッターファイルの公開により、政府機関とSNS企業との関係が明るみになり、コロナ政策に対する科学者の正当な意見を弾圧していたことが明るみになった。 ロックダウンに反対したり、ワクチンに対して注意喚起を行ったりする科学者の意見はSNSで検閲された。 医学部、医学会、科学雑誌、メディアが結託して検閲に加担した。 正当なことを主張した専門家が悪者扱いされると、他の医師たちは沈黙した。
 
その結果、沢山の患者や市民が大切な見識を失った。 保健当局はテレビ局の御用医師たちは、若者がコロナに脆弱であると嘘をつき、幼児にマスクを強制した。 学校やビーチ、公園を封鎖し、費用対効果は分析しようとしなかった。御用専門家は、既感染の免疫を否定し、イベルメクチンなどのジェネリック医薬品を禁止した。 米国政府は、ロックダウンにより崩壊した経済を回復させるために数兆ドルを費やしたが、結局は誰もが感染し、ロックダウンが無意味だったことが判明した。
 
ロックダウンとマスクやワクチンの義務化によって豊かな国々での若者や中高年の健康状態がかつてないほど悪化した コロナ政策を実施した高所得国で、パンデミックの2020年よりも死亡率が悪化した。コロナ政策を大して行わない低所得国では、そんなひどいことは起こらなかった。ロックダウンを実施しなかったスウェーデンでは、ほぼ全ての点で、他の先進国よりも良い結果がでた。
 
(ワクチンを打ち始めた)2021年と2022年では、健康な人々がかつてないほど大量に死亡し始めた。コロナとは関係ない、心臓発作、脳卒中、肺塞栓症、腎不全、ガンによる早死が大量発生しているが、保健当局は、関心を向けないようにしている。 このネット社会では、情報が爆発的に拡散され、このような真実をもはや隠すことはできない。
 
権力者は脅威を感じている。 デジタル検閲によって権力者は権威を守ろうとしているが、オープンなインターネットに支えられた科学が真実に近づくためのプロセスとなっている。 AIの進化も役に立っているが、AIがライセンス化されたり、制御されたりすれば、傲慢な検閲と同じになる。 ファウチは、「私への攻撃は科学への攻撃だ」と言うが、科学とは専門家が無知であると信じることである

第9波に備えて6回目ワクチンを接種すべきか?

ACELYA AKSUNKUR/iStock

7月に入り新型コロナ感染が急増し、第9波が始まったとする報道が続いている。とりわけ、沖縄の感染者数は突出しており、第8波のピークを凌ぐ感染者数である。政府コロナ対策分科会の尾身茂会長は、沖縄の感染者の急増は、ワクチン接種率の低いことが影響している可能性があるとコメントしている。

5月8日から、高齢者や医療従事者を対象に6回目ワクチン接種が開始されたことにともない、感染症の専門家は9波に備えてのワクチン接種を勧めるが、6回目ともなると躊躇する高齢者も多いと思われる。しかし、7月4日現在、ワクチン接種が始まって8週になるが全国の高齢者の接種率は40%と、1回目、2回目の接種率が接種開始8週目の時点でそれぞれ29%、32%であったことと比較すると減ってはいない。

図1は、ワクチン接種が始まった2021年以降におけるワクチン接種開始日とコロナ感染者数、コロナ死亡者数と超過死亡数との関係を示す。ワクチン接種を開始すると例外なく、感染者数が増加し、続いてコロナによる死亡者数、超過死亡のピークが見られる。今回も同じパターンをとると予想される。

図1 ワクチン接種とコロナ感染者数、コロナ死亡者数、超過死亡の関係

図2は、北海道、秋田県、東京都、大阪府、沖縄県の第7波と第8波におけるコロナ感染者数の推移を示す。

図2 第7波と第8波におけるコロナ感染者数の推移

第7波と第8波では、各県の感染状況が全く異なる。第7波においては、沖縄県は人口10万人あたり全国で最多の感染者数を記録した。一方、北海道や秋田県におけるピーク時の感染者数は、沖縄県の1/4程度であった。

ところが、第8波では、沖縄県の感染者数は全国で最も低く、北海道や秋田県の1/8程度であった。今回、沖縄県の感染者数が第8波のピークを超えたことが強調されているが、沖縄では第8波の流行が軽微であったことに注意する必要がある。

図3には第7波と第8波におけるワクチン接種率とコロナ感染者数の関係を示す。第7波では負の相関が見られ接種率の低い沖縄が最大の感染者数であったが、第8波では正の相関となり接種率の低い沖縄が最小の感染者数となった。

図3 ワクチン接種率、抗N抗体保有率とコロナ新規感染者数

筆者は以前、各県の新規感染者数に関わる因子として、ワクチン接種率、抗N抗体保有率が関与することをアゴラに報告した。

追加接種率世界トップの日本が、なぜコロナ感染者数が最多なのか?
世界各国のコロナの感染状況やワクチンの接種率は、Our World in Dataというサイトで最新の情報を得ることができる。図1には、今年に入ってからのコロナワクチンの追加接種回数とコロナ感染者数を示す。追加接種回数は、100人あ…

新たに、2023年2月19日から27日における各県の抗N抗体の保有率が公表されたことから、今回、同様の検討を行った。

新規感染者数は第8波の全期間における人口10万人あたりの感染者数を、県別の5回目ワクチン接種率は首相官邸ホームページに公開された値を用いた。図3に示すように、前回の検討と同様に、ワクチン接種率は相関係数が0.90と正の相関、抗N抗体保有率は-0.79と負の相関を示した。

ワクチン接種率と抗N抗体保有率のどちらがより強く感染者数に影響を与えるかを、以下のデータを用いて重回帰分析で検討した。

  • 目的変数Y:2022年10月1日〜2023年2月28日の人口10万人あたりの新規感染者数
  • 説明変数X:5回目ワクチン接種率(%)
  • 説明変数X:抗N抗体保有率(%)

図4に重回帰分析の結果を示す。有意F値が0.0079なので有用な回帰式が得られたと判断した。ワクチン接種率のP値は0.028と有意であった。また、説明変数の影響度をみるにはt値で判断するが、接種率のt値が2.87と2.0以上であることからワクチン接種率が新規感染者数に強く影響したことが示された。

図4 重回帰分析によるコロナ感染者数に関わる要因の検討

図5には、第7波から8波にかけてのわが国の追加ワクチン接種率と新規感染者数の世界における立ち位置を示す。ワクチンの接種率も新規感染者数も世界でもダントツで、今回得られたワクチンを打てば打つほど感染者数が増えるという結果に一致する。

図5 2022年後半におけるワクチン追加接種回数とコロナ感染者数の推移

第7波と第8波で、ワクチン接種率と感染者数の関係が一変した理由はなんであろうか。

第7波と第8波の主流変異株はBA5で、流行株が変わったわけでもない。重回帰分析の結果では、抗N抗体の保有率は新規感染者数に大きな影響を与えていない。

わが国では、オミクロン対応2価ワクチンによる5回目接種が10月から開始されたが、ワクチンの頻回接種により免疫能の低下を示す報告が続いている。3回のワクチン接種により、武漢株、アルファ株、デルタ株に対する抗体結合反応、中和抗体の産生、メモリーB細胞の頻度、T細胞免疫能の増強が見られたが、オミクロン株に対しては、かえって、抑制されることが示されている。

ワクチンを3回接種するとオミクロン株に対する免疫能が特異的に抑制されるようである。マウスにおける実験でも、組み換えワクチンを追加接種すると、中和抗体のみでなく、オミクロン株に対する細胞性免疫も抑制されることが示された。さらに、ワクチンの頻回接種はIgG4を誘導し、抗ウイルス効果を減弱させることも明らかになった。5回目接種以降に見られたワクチン効果の逆転現象については、頻回接種が免疫能に与える影響についても考慮する必要がある。

日本は、世界の潮流とは反してワクチンの6回目接種を推進する唯一の国である。ワクチン接種を中止した国の状況については情報を入手できるが、6回目接種の効果については海外の情報をあてにするわけにはいかず、自ら生み出すほかはない。わが国には、ワクチンの効果を科学的に評価するシステム、さらには、悪い結果となった場合に責任を取る体制はあるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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