新型コロナウイルス

井上正康先生:オミクロンの正体59

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松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体59<本編>

井上 正康 大阪市立大学名誉教授

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3月の最期の一週間は11週ぶりの感染増という記事ですが、感染が増えた理由は何でしょうか?また新たな変異株でしょうか?・全国の新規感染、11週間ぶりに増加に転じる 年度末の接触増や新たな変異株が影響か?

メディアや専門家が「3月末に新型コロナ感染者が微増したのは、人流増加や新変異株の影響」と煽っているが、全国の新規感染者数は約4万8000人で前週の1.03倍に過ぎず、今年のコロナやインフルエンザの発症時期は既にに過ぎている。WHOは高齢者や既往歴のある人のみに6~12カ月ごとの接種を推奨し、松野官房長官も「高齢者や基礎疾患のある人には接種努力義務を課し、それ以外の人にも接種機会を確保する」としている。しかし、これらは逆効果であり、ワクチン被害者を増やすだけである。検温や消毒液の設置を事業者の判断に委ねるとしているが、全て無意味である。「下のグラフ(上)の3月の感染者数」を見れば素人でも分かる事であり、彼らに煽られて過剰反応してはならない。朝夕と帰宅時の手洗い、うがい、生理食塩水による鼻洗浄などで十分であり、健康な日常生活を続けることが大切である。

パーティション、マスク、検温、消毒液…これらの撤去は状況を見て自主判断と言っても、PCR検査をしている限り陽性者は永遠に続くので、これらも自主措置に任せると日本では永久的に続くのではないでしょうか?それとも、日本の公衆衛生そのものの水準が上がるので、望ましいと受け止めるべきなのでしょうか?“新型コロナ5類移行後“入場時検温など自主判断” 厚労省
 
厚生労働省は「新型コロナ5類格下後の感染対策」で、3密回避や手洗いは有効だが、検温、消毒液やパーティションは自主判断、大学でマスクは不要、体温測定カメラも撤去し、5月以降は全て撤去するとした。市役所には高齢者や基礎疾患のある人も訪れることから、消毒液や体温計は当面継続するが、職員の机は仕切りを撤去した。政府分科会の東邦大学・舘田教授は「事業所などでのパーティション設置や体温測定などは過剰な対策あり、不要な場面では緩急をつけて感染対策していくことが重要だ」と話している。
 
これらは『竹槍でグラマンを落とせ』と叫んでいた80年前の集団ヒステリーと同様であり、日本人の非科学性を顕にした現象である。過去3年間の感染症対策の失敗から何も学んでないのが日本政府や専門家である。「今回の失敗を教訓にして、次のパンデミックではスエーデン並みの科学的対策が行われる事」を心より願っている。
 

山梨県の調査ではワクチン3回接種者の方が2回接種者よりも死亡率が低く、ワクチンの重症化予防効果が確認されたとされています。こうした調査結果が出ると、何度も接種したくなる人が増えてしまわないか心配です。何故このような結果が出るのでしょうか?また、若年者ほど感染率が高い理由は何でしょうか?子どもへの接種が正当化されては困るので、反駁したいところです。https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20230331/1040019746.html

山梨県は「オミクロン株第6波以降は60代以上で3回以上の接種者で死亡率が低く、この期間の感染者数は18万3290人で感染者総数の97%を占めていた。第7~8波では感染が急拡大したが、入院患者は第6波で7.2%、第7~8波で1.9%と重症化の割合は低い。低年齢ほど感染率は高くなるが、20代以下で死者はおらず、感染で亡くなったのは高齢者が大半である。

「今回のmRNAワクチンには感染予防効果や重症化予防効果が無く、逆に後遺症で多くの被害者や死者が続出している事実」が多くの医学論文で証明されており、国内でも同様の結果が得られている。第6波以降のオミクロン株では重症化率も激減していることが世界共通の現象である。山形県のデーターがどの様なバイアスに影響されたかは不明であるが、「感染が急拡大した第7~8波で重症化した入院患者は第6波の1/4(7.2%→1.9%)と著明に低下しており、県の解釈は誤りである。これは感染力が増強してオミクロン株に対して免疫抵抗力が強化された為であり、海外と同様にワクチンの予防効果ではない。事実、この時期に20代以下の死者はおらず、感染で亡くなった割合は高齢者が大半である。今や『mRNAワクチンは百害あって益なし』が世界の常識となっており、情報鎖国状態の日本人だけがメディアや自称専門家にミスリードされて一人負けしている。

ワクチン接種後に死亡:認定まで1年以上も そのメカニズムは何か 数年経っても起こるのか

「接種直後は何ともなく、『翌日に39度の高熱と胸痛や息苦しさを訴えて翌朝に死亡が確認され、病理解剖での死因が血圧低下による急性循環不全』とのことから、『体内で産生されたスパイクが血栓症と血管障害で心肺循環系を障害した事が直接死因』と考えられる。この際に致命的病巣の免疫染色を行い、『スパイクのみが検出されてN-タンパクは検出されない所見』を得れば100%ワクチンが原因」と確定診断可能である。ワクチンのmRNAがLINE-1と呼ばれる逆転写酵素で核遺伝子に組み替えられる事実が論文で証明されており、それが起こった組織では死ぬまでスパイクが産生され続ける。その為に、接種後に相当時間が経過しても後遺症を発症する可能性がある。今後、後遺症の認定作業や訴訟では「病巣や血液などの『免疫病理染色情報』が必須の武器になる」ので、その情報を被害者に周知する事が大切である。

 

 

 

 

 

 

 

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