新型コロナウイルス

宮沢孝幸先生:接種で文字が読めなくなった 妊婦のワクチン接種の安全性は

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忘れた頃ですから、もう一度出します。これを見てデマだという人がいたら、もう救われる可能性はゼロです。

米国のクリーブランドクリニックから、5万人を超える雇用者を対象に、ワクチンの接種回数と感染率を検討した結果が報告注4)された(図4)。ICATTからの報告と同様に、未接種者の感染率が最も低く、2回、3回、4回と接種回数が増すと、感染率も増加している。この図は、ワクチンを打つほどコロナウイルスに感染しやすいことを明確に示している。(小島勢二名古屋大学名誉教授)

「ワクチン接種で文章が読めなくなった」…京大のウイルス学者が絶句した、ワクチン接種後の「ヤバすぎる症状」

モデルナ社製もファイザー社製も同様のリスク

2023.03.03 宮沢 孝幸

多数のウイルスを実際に扱い、多くの国際論文を発表してきたウイルス研究者の宮沢孝幸京大准教授が科学的見地から記した新刊『ウイルス学者の絶望』。マスクなど感染対策はまだ必要なのか。本当にコロナワクチンは「安全」なのか。前編『「ワクチン接種で文章が読めなくなった」…京大のウイルス学者が絶句したワクチンのヤバすぎる副作用の実例』に引き続き、話題沸騰の本書から、抜粋してお届けする。

妊娠初期にmRNAワクチンを接種してよいのか?

ワクチン接種については、妊婦の問題もあります。「妊婦にワクチンを接種してよいのか?」という質問を受けることがよくありますが、もちろん危険性はあります。副反応で熱が出るということは炎症性サイトカインが誘導されているということです。炎症性サイトカインによって流産の危険性が高まるというのは、医学や獣医学の世界ではよく知られていることです。

妊娠は免疫と深く関連しています。子どもと母親では抗原性が違います。父親の遺伝子も受け継いでいる胎児は、母親にとって「異物」なのです。

ヒトの胎盤は血絨毛性胎盤と呼ばれるもので、母親の血流が子ども由来の胎盤の細胞(合胞体性栄養膜細胞)に直接当たります。母親の血液にはリンパ球が存在しますから、本来であれば、細胞傷害性T細胞によって数分で拒絶されそうなのに、母親は胎児を胎内に保ち続けています。

「異物を排除しないように」と母親の免疫を極限まで下げてしまえば、母親はすぐにさまざまな病気に襲われて死んでしまいます。しかし、そうならないように、母親は免疫のバランスを巧妙にとって、胎児を受け入れて育んでいるのです。サイトカインのバランスが崩れると流産することは人でも動物でもよく知られていることです。実際にサルにおける実験においては、妊娠したサルにインターフェロンβ(ウイルス増殖を抑制するサイトカイン)を大量に投与すると流産することが報告されています。

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ウイルス感染症で流産することがありますが、胎児や胎盤にウイルスが感染して流産しているわけではありません。そういう例があるかもしれませんが、ごくわずかでしょう。むしろ流産は、サイトカインのバランスの破綻によるものなのです。

妊娠期に免疫のバランスを巧妙にとっている体内に、免疫を強力に動かすmRNAワクチンを接種することが安全であるという保証はありません。

もちろん、ワクチンを接種しても流産しない人がほとんどだと思いますが、少なからず流産の可能性はあるはずです。妊娠初期はなおさらです。しかし、それは統計では表れないでしょう。なぜかというと妊娠そのものが免疫学的にはトリッキーな現象であって人の自然流産率はとても高いからです。

もし、ワクチン接種が原因で100人に1人が流産したとしても、統計学的には 有意な差にはなりません。たとえ1パーセントの妊婦がワクチンで流産しても、自然流産の正常範囲内なのです。少なくとも安定期に入るまでは慎重になるべきです。

妊娠後期でもワクチンの危険性は拭えない

人の胎盤の構造上、血中にワクチンの粒子が流れているのだとすれば、これは必ず胎盤の細胞にも入り込むはずです。母親と胎内の子どもはエクソソームという脂質ナノ粒子で交信しています。エクソソームは、脂質の膜に包まれた今回のmRNAワクチンとほぼ同じ構造をしていますから、血中に流れたワクチンLNP粒子は必ず子どもにも取り込まれるはずです。

そのことを問題視するのか、それともさほど大きな問題ではないのか。現時点では私にはわかりません。しかし、ワクチンのmRNAを含んだLNP粒子が胎盤に取り込まれることは確実だと思っています。その時には胎盤の細胞の中でスパイクタンパク質が合成されることになるでしょう。それが胎盤にどういう影響を与えるのかがわかりません。

胎盤の母体側にスパイクタンパク質ができたとすると、免疫が胎盤を攻撃するようになるかもしれません。胎内の子どもにスパイクタンパク質が流れる可能性はないのか、スパイクタンパク質が流れたときには胎児にも影響があるのではないか

他にも心配するところはありますが、これに関してもデータがないため、私からは「わからない」としか言えません。

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出産直前であってもワクチンが安全かどうか私にはわかりません。免疫というものはすべての病原体に対応できるのですが、それと同時に自分自身のことも攻撃する場合があります。そのため子どもが生まれる直前には、子ども自身を攻撃するリンパ球は排除されることになります。どうやって排除するのかというと、胸腺という臓器で、自分を攻撃するTリンパ球を胎児が生まれる前に、自殺に導くのです。アポトーシスという現象で、これを「胸腺教育」と呼んでいます。

そうやって自分を攻撃するリンパ球を排除する胸腺教育の時期に、もしもスパイクタンパク質が胎児に流れてきたらどういうことになるでしょう。もしかすると、スパイクタンパク質を攻撃するリンパ球は、自分を攻撃するリンパ球として自殺するかもしれません。もしそのようなことが起これば、一見すると正常に生まれても、その子どもはスパイクタンパク質を異物と見なさなくなってしまいます。

「母体からは抗体も移行してくるから大丈夫」と言うかもしれませんが、移行した抗体は半年もすれば消えてしまいます。出生直前の胸腺教育によってスパイクタンパク質を異物と見なさないようなことになれば、その子どもは、新型コロナウイルスに対して一生弱いままとなってしまいます。

「安全」の理由がわからない

一つ注意してもらいたいことは、妊婦・出産に関するくだりは、私が何か証拠をもってこうしたことを言っているわけではないということです。あくまでも私の推測です。

しかし、これまで研究者としてウイルス学や免疫学、生殖学を研究してきた経験や知識と照らし合わせたときに、論理的には十分にあり得ることです。そして私自身が「出産前のワクチン接種の危険性はある」と思っているのだから、それを「ない」とは言えません。

本当に危険性はあるのか、それともワクチン推進派が言うように「ワクチンのリスクはきわめて低い」のか。そこがわからないから困っているのです。

ワクチンが胎盤に取り込まれて、その後に胎盤が免疫によって攻撃されても早産や流産につながることは本当にないのか。スパイクタンパク質が胎児に悪影響を与えないのか。専門家の私が納得できる答えがないのです。それでも、「そんな危険はない」と言うのであれば、その検査データは出せるはずです。100頭ぐらいのサルを使って3年ぐらいかけて実験すれば、できることでしょう。それもしないまま、ワクチン推進派は「安全だ」と言い切る。ワクチンを製造している会社でさえ、安全とは言い切っていないにもかかわらずです。

コロナ騒動は医療利権と政治が招いた災禍

少なくとも子どもへのワクチン接種は、いったん中止すべきだと考えます。心筋炎などの被害がわかっていながら続けるのは人道的にもおかしな話で、さまざまなデータが出揃うまで、いったん立ち止まってもらいたいのです。

現段階においてこのワクチンはわからないことだらけです。

しかも、子どもにとって新型コロナウイルスは「ワクチンのリスクを背負ってでも防がなければならない」というほどのたいそうな感染症ではありません。子どもも妊婦もワクチン接種をやめたところで、大した問題は起こりようがないのです。今回のコロナ騒動は医療利権と政治が招いた災禍であり、これを二度と繰り返してはいけません。こんなめちゃくちゃなことが許されてよいわけがないのです。

大学や国立機関は国から圧力をかけられて声を上げられません。忖度している人たちに判断を任せていたのでは、ブレーキをかけられるわけがありません。

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国はワクチン接種を推進する側ですから、何か害があっても全部否定するだけでしょう。医薬品を認可するのは厚労省で、薬害が起こったときに責任を負うのも厚労省です。

だから厚労省も何か問題が発生した場合には、当然のように隠し立てをするに決まっています。このでたらめな新型コロナの騒動を止められるのは、国の圧力から切り離された民間の機関でしかありません。国や製薬会社からお金をもらっては言うべきことも言えません。クラウドファンディングか有志の寄付か、そのようにして集めた浄財でワクチンの安全性を研究する中立公正な機関をつくってブレーキをかけるしかないのでしょう。

『ウイルス学者の絶望』(宮沢孝幸著) 宝島社より発売中!

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