新型コロナウイルス

井上正康先生:インフルエンザワクチンは安全か、新たなパンデミックの可能性

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松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体46<本編>

井上 正康 大阪大学名誉教授

モデルナ3回目以降の接種12歳以上に ファイザーと何が違う

ワクチンのmRNAはモデルナの方がファイザーよりもサイズが大きく、それを包む脂質膜の組成も異なります。これがモデルナアームと呼ばれる接種部位のひどい皮膚炎の原因と思われます。mRNAの量が多いことが炎症反応の強さにも影響し、そのためにモデルナが日本でファイザーのビジネスに遅れを取った可能性があります。また日本の厚労省ワクチン部会にはファイザー社の関係者が2名以上いたために、彼等が若年層への接種引き下げを強く主張したことが判明しています。

このような利益相反関係が、ファイザー社の方が露骨だったことが両者の年齢差につながったと考えられます。この利益相反関係の評価委員は、すでにファイザー社へ天下ったことが判明しています。(国会の柳ヶ瀬議員の質問で判明)モデルナ社もお金を使って、そのうちにファイザー社に合わせて接種年齢を下げてくると思われます。海外では18歳以下の若者や小児への接種はほとんど禁止されているのに、日本の厚労省は完全に米国企業に乗っ取られており、医学的歯止めのかからない異常な状態になっています。⇒ ワクチン分科会メンバーに元ファイザー統括部長 利益相反ではないか?

久住医師 インフルエンザワクチン接種を 米国内でインフルエンザ患者急増

オミクロン時代の最良のインフルエンザ対策は、免疫力を低下させるmRNAワクチンを接種しないことです。前橋レポートによりインフルエンザワクチンが無効である事実を厚労省も認め、学校での集団接種が廃止されました。従来型インフルエンザワクチンの産生は、ワクチン生産技術の継承が目的であるということがワクチン研究者の間では常識です。

普通の臨床医である久住氏はそのような背景までは勉強されておられず、平均的医師と同様に有効と誤解して接種を推進されています。悪気がなくても自称専門家が不勉強だとこのようなミスリードをすることになり、罪深いですね。もっと重要なことは従来型のインフルエンザワクチンが知らないうちに危険なメッセンジャーRNA型にすり替えられる可能性です。

インフルエンザのスパイクは様々な細胞膜の糖タンパクシアル酸に結合するので、赤血球を凝集させます。かつてはこの赤血球凝集反応をインフルエンザの臨床診断に利用していました。これが体内で起きると循環障害を誘起する可能性があります。大半の細胞がシアル酸を持っているので、それにスパイクが結合すると様々な変化が起こり、コロナワクチン以上に深刻な薬害になる可能性が考えられます。

基本的設計ミス商品であるmRNAワクチンを日本で使わせないために、医学会で的確に議論して慎重に対応することが不可欠です。

TVモーニングショーに視聴者が猛反発 ワクチン後遺症に触れないのは何故?

現在ではコロナ後遺症と言われている大半がワクチン後遺症である事も判明している。昨年夏の第5波デルタ株までは血栓症や血管障害を起こしうる質の悪い風邪コロナであり、それなりに後遺症もありました。しかし、昨秋以降の主流株であるオミクロンでは大半が重症化せずに後遺症が少ないことが世界的に証明されている。一方ワクチン接種が始まった2,021年以降はコンスタントに後遺症患者が続出している。

実は昨年のデルタ株までの感染の後遺症の種類と頻度は、オミクロン時代のワクチン接種者の後遺症と全く同じであり、いずれもスパイクによる血栓症や血管病に起因する病態が特色です。このことから現在激増中の後遺症の大半がワクチンによる後遺症である事は明白な医学的事実です。特に現在接種されている2価ワクチンにはオミクロンに対する感染予防効果も重症予防効果も認められず、逆に副反応が強いことが明らかにされつつあります。

国民接種回数3億5000万回 2回接種80.4%、3回接種67.2% 4週連続世界最多 

村上 康文 東京理科大学名誉教授:『Science』7月15日号に掲載された論文では。mRNAワクチンを3回接種するとオミクロンに感染しても免疫が出来難くなることが示された。査読済みの同論文のデータによると、3回、4回と繰り返す追加接種者が多いと集団免疫に到達できず、パンデミックが終わらない可能性が指摘されています。

実際ワクチン先進国として知られるイスラエルは今年に入り、政府はワクチンを打っても感染抑制効果は不透明だとして4回目以降の接種はほとんど行われなくなったという。村上氏によればワクチンを打つほど感染が増える可能性をScienceが指摘した理由は、mRNAワクチンが持つ特性から科学的に説明できるという。そこで出てきたのが『抗原原罪』。

現在世界中で検出されている新型コロナウイルスのほぼ全てはオミクロンであるため、日本で今年秋に始まった追加接種用のファイザー社、モデルナ社のmRNAワクチンは共にオミクロン対応2価ワクチンとなっている。「両社のオミクロン対応ワクチンは、コロナ発生当初に猛威をふるった武漢株のスパイクタンパク質遺伝子と、オミクロン株の同遺伝子を1対1で混ぜ合わせたものです。

1回目の接種で武漢型対応ワクチンを打った人がほとんどのため、日本で武漢型のmRNA免疫を持っている人は8割を占める。オミクロン型の抗原を混ぜても、すでに1,2回目の接種で武漢型対応ワクチンを打った人は、その後に似た抗原(オミクロン型)を注射されても、それに適した新しい抗体をつくろうとしない『抗原原罪』の現象が体内で起きます。そのため追加接種を行っても武漢型スパイクタンパク質に対する抗体だけができて終わり、変異が進んだウイルスには免疫が対応できなくなるのです」(村上氏)

⇒ 村上康文先生:抗原原罪によりオミクロン対応ワクチンに効果はない

mRNAに関する井上の意見も村上教授と全く同じである。政府や厚労省は未だに追加接種を呼び掛けているが、総接種回数は3億5000万回を超え、国民で2回接種者は80%、3回目も67%である、一方ワクチンの様々なリスクが知られた海外では、追加接種は激減している。WHOによると日本の現在の感染者数は、4週連続で世界最多となり感染が拡大している唯一の先進国である。

ScienceでもmRNAワクチンを3回接種するとオミクロンにも免疫が出来ず、追加接種すると集団免疫が出来ずにパンデミックが収束しないことが指摘されている。ワクチン先進国のイスラエルではmRNAワクチンに感染予防効果はないとして政府が接種を中止し、当初に主張していたワクチンパスポートも廃止した。1.このmRNAワクチンには本質的誤りがある。

現在は大半がオミクロン株であり、日本では武漢株とオミクロン株のスパイク遺伝子を1対1で混合した2価ワクチンが使われている。2回分が武漢型ワクチンだったので武漢型免疫を持つ人が8割を占め、あとでオミクロンを接種しても新しい抗体を作らない『抗原原罪』が起きる。このため追加接種では武漢型スパイク抗体だけが出てきてオミクロン株に対応できなくなる。

2.mRNAワクチンの最大のミスは異種タンパクを体内で生産させることであり、その生産細胞は感染細胞と見なされ、キラーT細胞で免疫系に攻撃される。mRNA型ワクチンはワクチンではなくmRNA医薬であり、制御性T細胞を活性化して免疫抑制することも分かっている。このためにウイルスが心筋に感染しやすくなり、癌細胞に対する免疫系も作用しなくなる。この免疫抑制作用は接種回数を重ねる毎に顕著になる。

mRNAインフルエンザワクチン 20種類に対応で外れなし? 生ワクチン、不活化ワクチンとトキソイド、mRNAワクチンとウイルスベクター

インフルエンザはスパイクで細胞膜表面のシアル酸に結合して感染する。このために昔はシアル酸を有する赤血球の凝集反応で臨床診断していた。シアル酸は様々な細胞や糖タンパクに存在するため、体内でmRNAによりスパイクを作らせると、赤血球凝集反応を始め様々な細胞や糖タンパク質と結合して大混乱に陥る可能性がある。これは新型コロナのmRNAワクチンで産生されたスパイクが血管内皮細胞がACE2と反応して血栓や血管障害を誘起したことと類似する。このためにインフルエンザワクチンではmRNA型の安全性を極めて慎重に検討する必要がある。

全ての抗体薬が無効に BQ1.1に中和しない、免疫逃避 2価ワクチンはBQ1.1に有効か?

BQ1に2価ワクチンは有効とされているが、抗原原罪ですぐ無効になる。すぐ無効になる。自己免疫疾患を誘発するmRNA型ワクチンは根本的設計ミスであり、今後もワクチンとして使用してはならない。将来的には抗ウイルス薬が主役になるとされているが、ウイルスの感染特性、増殖の速度、発症時期との関係で使用可能な薬剤が決まる。抗ウイルス薬では細胞毒性、催奇性、遺伝子毒性など様々なリスクを考えて使用すべきであり、最終的には自らの免疫力が砦となる。

塩野義製薬に利益相反疑惑 岩田健太郎:緊急承認必要ない。2人は塩野義製薬から多額の報酬 ゾコーバを国に買わせて国民に無料で配る方策ではないか 利権

8日かかる回復期間を1日短縮する効果があるが、高血圧薬などの併用不能薬が36種類もあり催奇性もあるので、妊婦や妊娠可能な女性には禁忌であり、国民の命を守り医療ひっ迫を改善する効果はなく、緊急承認の必要性はない。塩野義製薬から多額の報酬を受け取った国立がんセンター〇〇部長や東京大学〇〇医師が本年7月の専門家会議で有効性を熱弁して緊急承認せよと主張したが、これは利益相反であり有効性が推定できないと承認を見送った経緯もある。

新型コロナ治療薬ラゲブリオについて5日間の治療で9万円以上であり、今は税金なので無料だが2類から5類に引き下げると有料となる。ゾコーバなども売り上げが激減することになる。

東北大学研究グループ:小柴胡湯加桔梗石膏+葛根湯で重症化抑制、発熱の緩和

葛根湯は風邪の引き初めに、小柴胡湯加桔梗石膏はのどの痛みなどに処方される漢方であり、安価なのでオミクロン時代にはのどアメとともにお勧めできる薬である。

中国で突然のゼロコロナ緩和 G2p-japan若手ウイルス研究者 空気中を漂うウイルスからオミクロンは感染するので、空気が乾燥するほどウイルスは拡大するか?

正しいですね。ウイルスは遺伝子+脂質+タンパク質なので低温乾燥状態の冬の季節には体外でも感染力は長期間維持される。これは感染力が激増してオールシーズン型に変異したオミクロン株でも同様である。旧くから冬はストーブの蒸気で部屋を暖めて湿度を保つことが常識であったのはそのためであり、現在でも基本である。

ケルペロスが10月以降BA.5からの置き換わり 近い将来に未知のウイルス出現? 変異で毒性も強まるか?

はい、それはあり得ます。通常ウイルス感染では波ごとに免疫軍事訓練で抵抗力も強化され、相対的に弱毒するのが一般です。しかし、昨年夏のデルタ株のように感染力と性質が激変すると毒性も強くなることがあります。毒性の強いデルタ株に対しては多くの国民が免疫力を更新させていたので比較的軽症で経過しましたが、既往歴のある方々にはかなりきつい症状が出ました。感染症は人類永遠の宿敵であり、平常心を保ちながら動的並行?で対応し続ける必要があります。

ワクチン接種が変異株の誕生を促すことがある?

はい、ワクチン接種者ではその免疫力を回避した変異ウイルスが誕生する可能性が高くなります。今回ワクチン接種者の間でオミクロン株を感染し合いながら変異株を拡大させた可能性が考えられます。抗生剤が耐性菌を誕生させるように、ワクチンも諸刃の剣なのです。

人間が自然界の中にどんどん入り込んでいくにつれて、新たなパンデミックが発生する可能性が高くなる?

それは正しいです。大半の新規感染症は中国から始まるとの名言がありますが、これには中国人が動くものは何でも食べるというあっぱれな食文化が関係しています。本年暮れには感染者数が一日10万人、東京都も1万人を超え、オミクロンの亜株が急激に広がっています。その中にはBA1.1、ケルペロスが7%やXBBグリフィンが2.2%などがありますが、11月中旬では免疫をすり抜ける性質が強いBA.5が主体77%であり、これが第8波の始まりと思われます。

冬場に流行するインフルエンザと同様に新型コロナも基本的には低温低湿の冬に感染力を維持しやすいウイルスなのです。第8波が北海道や東北から広がったのもそのためです。インフルエンザウイルスの小進化は毎年起きているが、スペイン風邪やロシア風邪のような大進化は数十年から100年に一度起こるか否かです。しかし、新型コロナに関しては武漢株から始まってアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロンなどわずか3年間に大進化的イベントが5回も起きており、これは自然界ではありえない異常現象です。

小進化に関してはワクチン接種者や感染者の免疫系をすり抜けたウイルスが変異して免疫回避性を高めている可能性はありますが、わずか数年の短期間にこのような大進化が起こることは自然界では考えられません。デルタ株やオミクロン株の出現はワクチン接種とは無関係であり、それらが何故、どのように発生してきたかは重要な医学的及び政治的な研究課題です。

人間と自然との境界線が消失しグローバル化で国境も無くなれば、自然界のウイルスに人が感染して大規模なアウトブレイクを起こすリスクも高まります。この20年間でもSARS、新型インフルエンザ、MERS、エボラ出血熱、ジカウイルス感染症が流行し、今年はサル痘の大規模な流行が起きている。そう考えると今後もウイルスのアウトブレイクは確実に起きます。もうオミクロンで終わりということは100%ない。今後も科学的視点で観察し続けることが大切ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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