新型コロナウイルス

井上正康先生:感染者数ピークアウト、3回接種者65%、ニュージーランド規制撤廃

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体34<本編>

井上 正康 大阪市立大学名誉教授

ピークアウト、東京都でコロナ感染減。東京都の新型コロナウイルス専門家会議では、新規陽性者数の7日間平均は、前回の1万4492 人から1万0913 人に減少、感染拡大のスピードを示す増加比も約75%とのデータが示された。感染よりも持病が悪化して亡くなる人が多くなっている。

第5波までのACE2標的型コロナと異なり、スパイクのプラス荷電が激増した非受容体型オミクロン株は、速やかに喉粘膜負荷電糖タンパクに覆われている(マイナスの粘膜にプラスのオミクロンが)静電結合するということで、感染者の裾野が広がります。感染力が激増したので急速に感染して急速にピークアウトし、インフルエンザと同様に高齢者のみならず、若年層の感染も目立ちます。しかし、第5波までの血栓型コロナとは異なり、発症しても大半が喉風邪の症状で経過します。

オミクロンでも高熱が続くと、子供でも熱性痙攣や死亡例が増加しますが、インフルエンザに比べても被害がはるかに少ない。子供の後遺症が多いとの報道はバランスを欠いたフェイクニュースである。

入国者数の上限を撤廃。新規感染者数の減少から経済、社会活動の正常化を加速させる。新型コロナ接触確認アプリCOCOA停止へ

運用直後から不具合が多くてほとんど機能せず、宣伝とは逆に全くの無駄であった。今後、同様の失敗を繰り返さないことが大切である。

3回接種終了は全人口の65%。81,879,100人、12~19歳40.1%、20代51.2%、30代55.1%、40代63.7%、50代77.4%、60~64歳85.1%、65~69歳86.2%、70代91%、80代92.4%、90代92.1%、100歳以上86.7%。1回目接種81.5%、2回目接種80.4%。今後の後遺症リスクか?

本年9月までに世界中で127億本、49.2億人が平均2.6回接種済み、63%である。しかし、ワクチン先進国のイスラエルで2回接種後にブレイクスルー感染が起こり、慌ててブースター接種を繰り返した結果、感染爆発により多数が重症化した。イスラエルはこの失敗から、最初に表明していたワクチンパスポートを中止した。私は日本での接種はイスラエルの結果を見てから、検討すれば良いと思っていたが、アッという間に接種率が欧米諸国を追い抜いて、トップランナーに躍り出た。

今では3回目接種率のトップを争うチリや台湾に次いで、65%の日本が世界3位になってしまった。律儀で真面目であるが自分の頭で考えない国民性が、メディアや専門家のミスリードと同調圧で、世界有数の接種大国となった。近い将来、日本人がその付けを払わされるときが来るであろう。

不毛なワクチン論争に終止符?

これは天然痘よりワクチンで亡くなる方が多かった事実から、予防接種をやめるべきとの主張に対して、結果的に天然痘で死亡する人が激減したことから、現在の高い接種率がゼロまで下がったらより多くの人が命を落とすので、接種をやめるべきではないと主張している。我々は危機に直面すると目前のデータから答えを推定しがちだが、想像上の世界で問いを立てると違う結論に達することもあり、そのおかげで多くの命を救えるので接種すべきであるとしている。

これは悪質な詭弁である。そもそも天然痘は接種率?致死率か)が10%もの危険なウイルスであるが、武漢型コロナの大半は無症候性感染であり、主に高齢で既往歴のある者のみが死んでいる。しかも、圧倒的な無症候性パンデミックとなったオミクロン株は、感染率は高いが死亡率が激減した喉風邪のウイルスである。このように軽症のオミクロンと致死率の高い天然痘を比較して、ワクチン接種の是非を議論すること自体が悪質な誤りである。

宇都宮インターパーク倉持院長『ワクチンは全く打たないと基礎免疫がつきません』

この開業医はパンデミック騒動の初期にPCR検査で荒稼ぎをしてひんしゅくを買った人物です。どの程度の科学的臨床経験をお持ちかは不明です。しかし、ウイルスの一部品のスパイクタンパクより、ウイルス全体で免疫刺激する自然感染の方がはるかに強力な免疫学習効果がある。自然免疫の方がはるかに強力な学習効果がある、これがワクチン学の教科書的事実。これすらご存じないようです。彼の文面の基礎免疫という言葉の意味も理解されておられないようです。

オミクロン対応ワクチンの解説:上 昌広。現行(武漢)よりも感染予防効果や発症予防効果が高いようです。インフルと同様に繰り返し接種が必要だ。

現行ワクチンは当初有効率94%などと宣伝されていたが、ほとんど無効ですぐにブレイクスルー感染した。厚労省の捏造データでも無効である事実が証明された。オミクロン株に対するワクチンの発症予防効果は、接種後速やかに低下することが判明している。上医師はオミクロンの重症化予防は、現行ワクチンでも満足でき、オミクロン対応型ワクチンなら現行ワクチンより効果が高いと期待している、そんな臨床データはない。

新型コロナやインフルエンザは繰り返し接種が必要だと発言している。この医師が優秀か否かは知りませんが、この発言から彼が免疫学、ワクチン学、コロナウイルスの基本を知らない素人である事は明白です。東大出の医師であろうがノーベル賞学者であろうが、俯瞰的視点を欠いた専門家はこの程度の素人的知識しか無いのが実情であり、医学では学歴や権威に騙されてはならない。

接種後死亡新たに2人認定:厚労省分科会。91歳男性は間質性肺炎、72歳男性は脳出血で死亡。計3件。ワクチンによる血栓症か?

この2人の男性はいずれも血栓症や血管障害が死因であり、スパイクにより起こる典型的な病態である。この分科会は病理解剖で因果関係ありとされた症例ですら、因果関係不明と非科学的評価をしてきた。今回病理解剖などの詳しいデータが分らないので、どのような理由で因果関係を否定できないと判断されたのか不明である。ワクチン接種後に亡くなられた場合、病理解剖で免疫学的解析を行えばワクチンが原因であるか否かを確定診断可能なので、接種後死亡者は是非病理解剖による免疫的解析をお勧めしたい。

コロナ禍で抑うつ症。旅行とうつ病リスク。

否定的な感情から意識をそらすことは鬱症状の緩和に効果的です。旅行とうつ病の関連性を検討した論文が精神医学誌に掲載され、過去1年間に旅行していない人では、1回した人に比べて翌年のうつ病発症リスクが1.7倍増加し、旅行が鬱症状の改善に有効とされています。コロナ禍で旅行しないことも、精神的健康状態に悪影響を与える可能性が示されています。旅行でなくともフラリと散歩するだけでも、メンタルに良い効果があるので、コロナ禍では日差しの良いときにマスクを捨てて街へ出ることだけで鬱の予防治療になります。

米メルク社(MSD)ラゲブリオ(モラヌピラビル) 軽症、中等症対象薬。無償配布43万人以上に投与。9月16日から一般流通へ

これはメルク社の核酸代謝阻害剤でウイルス増殖を抑制し、重症化リスクのある軽症から中等症の患者が対象の飲み薬として特例承認された。感染して、発症して、ウイルスが増殖する、この3つが同時に起こるのがインフルエンザで、このインフルエンザのような感染症では利用価値がある。しかし、大半が無症状で経過するオミクロンに核酸代謝阻害剤は害あって益少なしである。事実、これまでに43万人のコロナ患者に投与され、多くの副作用や死者を出している。

オミクロン時代には喉風邪の早期治療が基本であり、安全性不明の特例承認薬を使うのは危険である。

新たなオミクロン派生型:ベトナムから

ワクチン接種や自然感染での免疫を逃避して、感染しやすい可能性があるが、臨床的影響は不明であり、過剰反応せずに推移を観察する必要がある。人類にはウイルスと共存する以外の選択肢はないので、病原性が変化した新株に過剰反応することなく観察し続ける必要がある。臨床的に問題が生じた場合に、速やかに対応出来る体制を構築しておくことも大切である。

忽那医師:ウイルスの排出期間が短くなった?この記事で忽那氏はオミクロンの感染性が続く期間はデルタ株以前と同じだとしていますが、正しいか?感染性が高い期間とは?

日本では約2,000万人が新型コロナに感染し、第7波だけでも1,000万人が感染したとされている。しかし、実際には国民の大半が何度も無症候感染していると考えられる。新型コロナは発症3日前から10日後までは感染性があるので、軽症から中等症では発症から10日で療養解除され、重症者では発症から15日経過し、症状軽快後3日間とされていた。これが本年9月から、発症5日目に検査キットで陰性であれば6日目に療養解除と短縮された。

この療養期間の短縮はウイルスの排出期間が短くなったからではなく、社会機能維持のための政治的判断に基づく。これらは事実であるが、デルタ株までとは異なり、オミクロンでは時間が経てば再感染する可能性がある。しかし発症しても大半が軽症の喉風邪であり、圧倒的な無症候性パンデミックとなったことが、海外がモードチェンジした主因である。しかし、情報鎖国の日本では、政府や専門家のミスリードで未だにマスクとヒステリーとワクチン神話が暴走しており、世界で1人負けし続けている。

ニューヨーク州がポリオ(小児麻痺)で緊急事態宣言:コロナワクチン接種が原因か?

アメリカでは9年ぶりのポリオ確認で、周辺の4郡の下水からウイルスが検出された。ポリオのみならず帯状疱疹、手足口病、梅毒、サル痘など様々な日和見感染症も異常発生している。特にこれらは、免疫抑制作用があるmRNAワクチン接種国に多く、エイズのような病態になることからワクチンインデュースドエイズ:VAIDSと診療名が付けられている。アフリカ地域を除く大半の国々がmRNAワクチンを接種して様々な副作用が見られており、これから人類は大きな人為的な試練に晒されると考えられる。

香港コロナワクチンパス制度5~11歳にも適用へ

香港政府は3~11歳の未接種または1回接種の小児患者が多数死亡したので、5歳以上の子供にも接種を拡大すると発表したが、実際に死亡した人数は6人であり、毎年風邪やインフルエンザではるかに多くの死者が出ている。これは医学的には考えられない過剰反応であり、香港での政治経済的要素が強く関与していると考えられる。

ニュージーランド:コロナ規制の大半を撤廃。9月12日マスク、ワクチンを撤廃。雇用主が接種の判断をする

ニュージーランドは世界に先駆けて厳しい国境封鎖や封じ込め政策を行い、第1波では成功したかに見えた。しかし、それにより第2波以降で逆に甚大な被害を出してゼロコロナ政策が誤りである事に気付いた。圧倒的な無症候性パンデミックであるオミクロン時代には、ウイズコロナが唯一の科学的解決策であることに気付き、180度政策を転換した。日本もこのように羨ましい政府を持った国でありたいものである。

日本にモデルナの製造工場:10年間のパートナー契約で、政府が一定期間ワクチンを購入することが前提。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

モデルナの製造工場:mRNAは何も効果がない。こんなものが必要ですか? 外資のビッグファーマは、全て出て行って欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*

fourteen − three =