新型コロナウイルス

コロナ未接種者データの水増しは海外でも起こっている

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先日お伝えした、厚労省未接種者データ水増し捏造問題がYahooで詳しく取り上げられています。

厚労省データ 心筋炎リスク情報も不適格~新型コロナワクチン未接種扱い問題だけじゃない!2つの不適格データ問題を独自検証~

小島 勢二 名古屋大学名誉教授

先日、厚労省発表データに不正が見つかった件で、小島勢二教授が解説しています。

小島教授が国会議員を通じて厚労省に質問したところ、その後データ内容が変わったということです。

全体が長い動画になりますので、要点のみ整理してみました。

シンポジウム:新型コロナウイルスおよびウイルス対策について、子どもを中心に考える <エビデンス、およびエビデンスに基づく推認を、様々な角度から>

ワクチンの効果を調べるには接種歴と感染歴は分らなくてはいけない。そこで浜松市のデータを使って調べました。

感染予防効果を見るには2回打った人0.92%が、どれだけ未接種者と比べて感染率が減ったかを見るわけです。0.92÷1.36=0.68で、予防効果としては1-0.68で32%になったんですね。こんなもんかなと思ったのが最初でした。

ところが知り合いから指摘を受け、65歳以上で発症予防効果が90%以上、まだ維持されている。

本当だろうかと厚労省のデータを見たら、未接種者80代の10万人当たりの新規陽性者数が1200人、それに対して2回接種すれば64人で20分の1になりますよと。日本ではビックリするほど良く効いているなと思った。あれと思ったのは、3回接種のデータが無いこと。2回接種に3回接種が含まれている可能性があるとして、厚労省に指摘しました。

指摘してから2ヶ月、3ヶ月経った後、急に4月から3回接種済みデータが出たんですね。このデータを元に感染予防効果を計算した。

2回接種で65才未満の感染予防効果は61%、65歳以上では49%で、海外のデータや浜松のデータと比べて日本人の方が効果があるデータになっている。

厚労省発表では10万人当たり感染者数:20代未接種者で766人、2回接種で306人、3回接種では141人まで減ったという。大手メディアは、若年者でも良く効いているのでワクチンを打った方が良いという。皆さんこれを見て、迷ってた方も3回目を打った方もいるのではないか。

ここで分ったのは、今まで国立感染研は2回接種、3回接種、不明者という区分で発表するようになった。それで4月4日データから同じ基準なので、厚労省データと比較出来るんですね。これは同じ数字でないといけないと思ったのが、65歳未満感染者数では感染研が28万に対して厚労省は20万で、8万人の差があったんですね。そしてどこが違うのかと見ると、一番違不明の不明のところで厚労省が3万人に対して感染研は9万5千人と、6万人以上厚労省の方が少ないことが分りましたが、この6万人はどこに消えたのだろうと、不思議でした。

それで感染研データに基づいて感染予防効果を計算すると、2回接種65歳未満は62%なんですが、65歳以上は-140%、陽性率が未接種(65歳以上)で0.05に対して2回接種すると0.12で倍くらいある。ここで分ったのは、接種歴不明者は3割くらいある。自分が打ったか打たなかったか分らないはずはないのですが、調べたところ、接種した日時が分らないといけない。完全なデータが無いと、接種歴不明に振り分けられていたことが分りました。

接種歴不明者は実際は打っているに違いないので、これを接種者に振り分けた場合、どうなるかを考えた。振り分けについては2回接種と3回接種者の比が分りますので、それに振り分けて元々の2回、3回接種に加えて計算しました。それが下の段の数字になった。2回接種65歳以上で3000人だったものが4800人に増える、そうするとさらに感染予防効果が減ってしまう。特に65歳以上では-280%。65歳未満と65歳以上でこの違いはどういうことかなと。接種からの経過日数。

日本で65歳以上接種が始まったのは去年4月ですので、もう1年経過している。それに対して2回接種の65歳未満はそこまでは経っていないと。1年以上経過してどうかというデータは世界でも出ていないので、恐らくこれを意味しているかと。この内容をアゴラに投稿。

うしたら4月26日厚労委員会で川田龍平議員が質疑した。

川田:厚労省と感染研はどちらもHERーSYSデータに基づいているのに、陽性者数に違いがあるのは国民からの信頼を損なう。

後藤厚労大臣:陽性者数がそれぞれ異なることは承知している。接種歴不明陽性者の取扱いが異なることが原因と考えられる。

そうすると厚労省がすぐに反応するということがよく分りました。

本当になっているかどうか、見てみると、未接種のところが76,000人に対して33,000人へ43,000人少なくなっている。それに対して接種歴不明が40,000人増えている。集計方法を変えたことが分ります。

では、データはどうなるかというと、4月11~17の20歳代では2倍罹りやすいと言っていたのが未接種353:2回接種281、30歳代では未接種262:2回接種260でほとんど変わらない。場合によっては60歳代で99:117。65~69歳で41:98で2回接種した方が感染が多いか罹りやすいということになっています。

ただ幸い、3回接種すれば効果が改善するということは海外の報告と同じですね。

これをもっと分りやすくグラフにしたもの。青のバーが2回接種、赤が未接種。4月4日は赤の未接種の方が倍以上感染しやすかったのが、4月11日になるとほとんど変わらないということになっています。

これを海外とのデータで比較する上で大事なのは、感染予防効果なので、計算してみました。

4月4日の週では2回接種65歳未満では61%、65歳以上では66%、そして1週間経って集計方法を変えたらガタッと下がったんですね。65歳未満12%、65歳以上-22%。先程の感染研データと同じように接種歴不明を振り分けてみると、65歳未満で-46%、65歳以上で-89%になる。ということは若年者でもかえって感染しやすくなってしまっている。このことに関しては、あまりメディアでは触れてないですね。

これが非常に納得出来るところで、『イギリスにおけるオミクロン株に対するワクチンの効果』。●印はオミクロンの効果、■はデルタ。15週というと、4ヶ月くらい経過でワクチンの効果は20%以下になって、半年で10%くらいになっている。

これがもう1回ブースタをかけると上がるんだけど、3回目を打ってもまた下がり出す、1ヶ月がピークでそこから下がり始めているので、恐らく3回目を打っても同じ経過を辿るのではないかと想像出来ます。

ワクチンを打ってかえって感染しやすくなるとは、どういうことなのか。デンマークとか色々なところで言われていること、ワクチンを打っていない未接種者は、接種者より社会行動、マスクや密を避けるなど、こういうことをしっかりすると。ところが接種した人は感染対策の緩和が起こるのではないか、と考えましたが、ここで調べたところ、両者の行動には違いは無く、全く同じだった。

半年くらい前にTVから、1回接種後に舌が真っ白になった女の子がいると聞かれた。私の専門は骨髄移植でこういった患者さんが沢山来るんですね。

口腔カンジダ症。カンジダというカビが口の中で繁殖してこうなってしまう。この子がどれだけ酷いかが分ると思います。こういうことがあった場合には何を考えるかというと、基本的には免疫が低下したのではないかということ、特にこの場合はエイズの検査をするとか、骨髄移植の後は免疫が下がりますので、前もって予防するんですね。それともう一つ帯状疱疹が随分増えてしまったと。

帯状疱疹は子供の時に水疱瘡に罹りますが、水疱瘡ウイルスが身体の神経に沿って潜んでいる。これが免疫が落ちると出てきてしまう、臨床的に考えると、ワクチンを打った後に免疫が落ちていることが、どうしても考えざるを得ないと思います。

コロナワクチンを2回接種した2,3ヶ月後に免疫機能が損なわれる、そしてブースター接種により急速に免疫機能が落ちるということが報告されていて、VAIDSという形で報告している人がいます。こういうことも起きるかも知れない。

欧州医薬品規制当局は、ブースター接種をすると免疫反応に悪影響を及ぼす恐れがあると警告。

感染研のデータセットには重症者が何人発生したかというデータがあります。このデータから重症化予防効果を計算出来ます。2回接種65歳未満の重症化予防効果は42%ありますが、同じく65歳以上では-46%になるが、これは接種から1年以上経過している為。さらに接種不明者を振り分けると65歳未満で20%、54歳以上で-103%となります。これは2倍重症化しやすい。

川口マーン恵美さんの報告。ドイツではかねてよりの争点であった『ワクチン義務化法案』が否決された。ここで大事なのはワクチンの効能書きがドンドン変化していると。最初は感染を防ぐと言われて、しばらくして感染することが分ると、今度は重症化しないという。しかしそのうちに、入院して重症化している人の中に2回接種している人が多くいることが分った。その事実を打ち消すために、バイエルン州などではワクチン接種の有無が特定出来ない重症者を、非接種者として統計に組み込んでいることが分かり、問題になったりもした。・・・これが今回の問題です。日本と全く同じことですね。

さらにその後、コロナの後遺症が出始めると、今度はその怖さが大々的に報じられ、ワクチンを打てば後遺症の症状が軽減されると。そしてオミクロンが優勢になると、感染予防には効かないけど、打てば重症化予防効果があるとして引き続き接種を推奨されたと。

どこの国のことかと思ったんですが、日本とそっくりですというか、場合によっては世界中で行われているようですね。

ドイツにいる知り合いから聞いてみました。

 

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