2,022年7月8日、安倍晋三元首相が奈良県大和西大寺駅北側で暗殺されました。この事件を巡っては数々の疑問が出てきており、時間が経てば経つほど山上が真犯人ではないのではないかという見解が多く出されています。この件を、もう終わった事件だとして確定することは、これからの日本にとって闇をそのまま隠蔽することにつながってしまい、これからも何か事件が起きたときに何か分からないうちにまた闇に葬られてしまうことにつながりかねません。
日本を取り戻す戦いをしていたはずの安倍さんが、いつの間にか外資の参入を促して売国政策に転じたときは大いに失望しましたが、その問題があるから暗殺事件はもういいじゃないかとは思いません。日本の元首相が暗殺されるということは、単に1人の統一協会信者の息子が恨みを持って犯行を計画したこととは違って、別に大きな勢力の力が働いていたことを考える必要もあるのではないかと思います。そしてその可能性が高まってきました。
山上が放った銃から弾が出て安倍さんの右首元に命中し、それが心臓を損傷したというのはあまりにも無理があります。
中田健二さんはデータに基づいて事件当時の検証を行っています。今回の検証は以下のものを参照しています。
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山口敬之チャンネルによって解説します。後半の有料パートです。
第18回 山口敬之チャンネル生放送
音による検証
山上の銃が空砲であったことを示す最初の項目が音である。
山上の銃の発砲音と山上の銃を模して作った銃での実弾を使った実射実験の際の発砲音の周波数スペクトルを比べた。
横軸は時間、縦軸は周波数、赤い色は強い音、水色から青になるに従って弱い音になる。赤が表示されている時に音が強くなっていることを示している。2段になっているのはステレオの右と左、つまりLとR。一番上の緑の線(一直線)は音圧=音の強さ。山上の発砲は比較的短時間に音のレベルが小さくなっている。では実弾はどうかというものを、下に示す。
実弾の場合赤い領域が周波数の高いところまであり、なおかつ発砲音の時間が長い。空砲に比べて長い。山上銃と比べると一目瞭然で、実弾が発射されると高い音から低い音まで長い間大きな音が続くが、空砲は低い音しかない。その理由は銃身に弾を込める際、トリガーに火を付けて弾が移動するが、その時に音を発するのはトリガーのお尻から弾のお尻までの空間。
この空間が最初は狭くて波長が短く、周波数は高い。そして弾が動くにつれて空間が長くなる、波長が長くなる、ということは周波数が低い。そして空砲は最初から空間が長い、それは弾がないから。だから周波数が低い。
これだけだと普遍的な話なのか固有の話なのかが分からないので、火縄銃の空砲と実弾、ショットガンの空砲と実弾でも実験している。そして同じ傾向が出ていることは確認している。
今までは2次元のスペクトルだったが、それを3次元的に表わしたものが89ページ。
赤とオレンジが周波数の低いところで、手前になるに従って周波数が高くなって、右側から左側に向かって時間が経過している。高さが高いほど音が強い。下の実弾のところは低い周波数から高い周波数まである事が分かる。
山上銃は低いところが強くて、高いところはほとんどないことが分かる。当日の山上の銃音声をスペクトル分析したもの。実弾は低い方から高い方まで様々あるが、山上の銃は低い周波数しかないことが分かる。山上の1発目と2発目を比較してもスペクトルは同じだった。可能性は両方が実弾、2発目だけ実弾、両方とも空砲の3つだが、中田さんの解析では実弾の音とはスペクトルが違う。従って山上の銃は空砲だったというのが結論になる。
この解析結果では実弾が出ていたとは言えなくなり、実験をしてみればこういう結果になるだろう。公判前整理手続きで弁護側が音解析を見れば両方とも空砲だと主張した場合、検察はこれをひっくり返すことは難しい。奈良県警は2発目だけ実弾だったと言っても、1発目と2発目のスペクトルを比べるとほぼ一緒なので、1発目と2発目が違うということはあり得ない。
削除されるかも知れません。宇野博幸(元警察官、職務質問指導者兼逮捕術指導者)、中田健二(理系経営コンサルタント)、かっちゃん(ドラコンプロ・YouTuber)
次回に分割します。:反動からの検証