体調改善

リーキーガット問題が注目されている

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リーキーガットは腸から漏れること意味します。何が漏れるのかというと、腸で消化されるはずだった未消化タンパクが腸管の外へ出て行きます。それだけではなく、その隙間から食物や細菌やカビなどが出ていきます。これらのものが毛細血管の中に入り込み全身を回るようになり、全身の炎症を示すようになるという恐ろしい病態です。

全身の炎症という言葉で思い出して欲しいのが、炎症があると感染症に罹りやすくなるということです。副反応検討部会で死亡報告の中に炎症性疾患の名前が書かれていることも珍しくありません。血液に乗って未消化タンパクやカビ、細菌などが全身を回りますから身体にとっては大変なことです。筆者の体験をいうと、下痢や便秘などを繰り返し腹痛を引き起こします。

食後にお腹がグルグルして不快感、お腹にガスがたまり膨満感に襲われ、全身のダルさ、倦怠感がある。あらゆる薬を飲んだが全く効果はなし。方々の医療機関を回っても改善の兆しが見えてこない。それが食生活、つまり小麦のせいではないかと気が付いたのは随分時間が経ってからでした。小麦のグルテンが具合の悪さを引き起こしている。試しにすべての小麦を取ることをやめてみると、2週間もかからずに体調が戻って来ました。YouTube健康チャンネルからの情報がもとです。

小麦をやめることで元に戻りますから、炎症を取り除くためにも、感染症対策としても絶対にやるべき事です。小麦:グルテン不耐症と言います。日本人が小麦を食べるようになったのは戦後GHQが持ち込んだのが始まりだといいますから、歴史的に小麦との相性はよくありません。西洋の人とは食生活自体が違うのでしょう。とはいえ、西洋でもグルテン不耐症が問題となっており、セリアック病が増えつつあり、マーケットでもグルテンフリー食品などが売られています。(以前の小麦とは種類が違うという指摘もある)同様に乳製品のカゼイン、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸である植物油はやめるべきです。

リーキーガット症候群の症状は以下のようなものが挙げられます1:

 

リーキーガット症候群は細胞膜の透過性問題とも言われ、近年注目されています。元々は臨床症状から報告されたもので、論文として報告されることは少なかったため、否定されることもありましたが、論文としても登場しており、消化器系の問題としてこれから益々注目されていくだろうと思います。

 

リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)の症状と原因、治療

Medical Team Working On Patient In Emergency Room

腸は食事中の毒素や微生物が体内へ侵入するのを防ぐためのバリア機能を持っています。それが様々な理由によりこのバリア機能が低下した状態のことを腸管透過性の亢進(Increased Intestinal Permability)、俗にリーキーガット(Leaky 漏れやすい Gut 腸)症候群と言います。

リーキーガットは、腸だけでなく全身に影響し様々な症状を引き起こすために、「症候群(ある病的状態の場合に同時に起こる一連の症候)」として扱われます。腸から漏れ出した異物が全身を駆け巡り様々な反応を起こすため、下痢などの腸にとどまらず、うつ、アレルギー、自己免疫疾患など様々な全身症状を引き起こすためです。

近年、リーキーガットと全身の症状との関係に訴求する論文が多く発行され、医学界で最もホットな話題となりつつあります。

この記事では、リーキーガットを起こす仕組みとそれによる症状、対処法を解説しています。読んでいただければ、なぜこの疾患を持つ人が「化学物質過敏症と下痢と多発性硬化症を起こしやすく、グルテンを食べると調子が悪いのか」を説明できるようになり、その対処法もわかります。

リーキーガット症候群とは?

腸は食事中の栄養素や水分の吸収を調節しつつ、抗原や微生物の体内への侵入を防ぐという相反する機能を持っており、これを「選択的透過性」と呼んでいます。この複雑な機能は、構造的、免疫学的なバリアによる多重構造に支えられています。

腸粘膜の表面は(上皮)細胞同士が密着して結合し、その上は腸内細菌や粘膜免疫IgAが含まれる粘液層に覆われています。様々な理由により、粘膜細胞が破壊されたり、細胞同士の結合がゆるくなったり、腸内細菌のバランスが狂ったりするとバリアが崩壊して、本来入ってはいけない病原菌や未消化のタンパクが入り込みます。

細胞同士の密着した結合の事をタイトジャンクションと呼びます。リーキーガットの腸ではタイトジャンクションが開いており、透過性が亢進しています。このような状態をリーキーガットと呼びます。腸から侵入した病原体やたん白(抗原)は、全身に炎症、免疫の過剰反応(アレルギー)や、誤作動(自己免疫)を引き起こします。

症状は腸だけにとどまらない

リーキーガットが集中治療室で治療を受ける患者さんの大きな死亡原因だということをご存知でしたか?

ショックや多臓器不全状態の患者さんでは、腸の透過性が激しく亢進し、重度のリーキーガットを起こしています。腸には、その人自身を死に至らしめるのに十分な量の毒素や炎症物質が存在します。重症の患者では、腸から漏れ出す毒素が局所の炎症を活性化し、組織の破壊、サイトカインの産生を引き起こし、腸の透過性がさらに亢進し、最終的には全身性炎症および自己免疫応答をもたらしています。つまり、程度の差はあれど、リーキーガットを起こしている患者さんは全て、全身のアレルギーや炎症、自己免疫反応などを引き起こす可能性を持っているのです。

腸の症状

慢性下痢または便秘や、食前食後に関係ない腹部膨満などがみられます。

アレルギー

リーキーガット症候群では、アレルギー反応として食物への過敏症アトピー性皮膚炎などとの関連が見られます。アレルゲンが透過性が亢進した腸粘膜を通り抜けて各臓器に到達し、免疫反応を引き起こすからです。実際にアトピー性皮膚炎の子供では腸の透過性の亢進が見られました。

炎症

気分の揺れやうつ、頭痛や物忘れ、集中力低下も多く見られる症状です。リーキーガットは脳、肺、肝、腎、膵、脳の炎症と関連します。炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、アルコール性肝疾患、肝硬変、急性膵炎、糖尿病、慢性腎疾患、慢性心不全、うつ病など様々な疾患との関連が報告されています。特にうつ病に関しては、腸管透過性の低下が、鬱病で観察される慢性炎症の根底にある可能性があり、深い関連が疑われます。うつ病患者は腸内細菌の毒素に対する免疫反応の値が高いのです。また慢性炎症は副腎疲労、慢性疲労を引き起こし、それが砂糖の渇望にもつながります。

自己免疫疾患

関節炎も多く見られる症状です。炎症性腸疾患、多発性硬化症、1型糖尿病などとの関連が有名で、例えばクローン病や潰瘍性大腸炎では、腸の透過性亢進だけでなく、血中に大腸菌の細胞壁の成分エンドトキシンや炎症性サイトカインが見られます

原因とその対策

腸の透過性を亢進させる要因には様々なものがあります。まずは原因を除去する事から始めましょう。

グルテン

腸の粘膜上皮の細胞と細胞の間はタイトジャンクションという強固なたんぱく質が隙間を埋めています。 これが不必要な有害菌、抗原となるたんぱく質などが体内に入るのを防いでいます。   メリーランド大学のファサーノ教授らが、このタイトジャンクションを開いて、 腸粘膜細胞の間を物がすり抜けられるようにしてしまうたんぱく質を発見しました。 これを「ゾヌリン」といいます。

ゾヌリンは、タイトジャンクションを調節するタンパク質で、このレベルが高いと、密着結合が緩和され、腸の透過性が増加することが示されています。現在、タイトジャンクションを調節する機能を持つたん白で唯一わかっているのがゾヌリンです。  ゾヌリンに対して感受性の高い人が自己免疫疾患を引き起こす可能性があるとされています。

まだまだ怖い話は沢山あります。続きはここから 

 

腸管タイトジャンクションの論文を紹介します。

ja (jst.go.jp)

『腸管タイトジャンクションバリアの重要性と食品成分による制御』

慢性腎不全との関係について 腸管バリアの損傷や全身性の慢性炎症状態と慢性腎臓病の関連性

 

※ 小麦は炎症を引き起こし、将来ガンの原因になるという見解があります。炎症体質になると様々な不具合に見舞われるのですが、今でも気が付かない人が多く、食べたものと炎症は関係がないという人。恐らく何も知らない馬鹿者なのでしょう。食べたもので身体は維持できていることにすら気が付かないお馬鹿さん。こういう人間が科学の最先端だといってワクチンを喜んで打つ連中。放っておくことを勧めます。

最後に小麦をやめるとメリットがあります。花粉症シーズンでもアレルギー薬必要なし、多少のかゆみはあっても目を水で洗うだけでスッキリします。アレルギーはスギ花粉のせいだとする報道がありますが、そうではなく人間の側の感受性の問題と気が付きます。

鼻の通りがスッキリしてスースーします。風邪を引かないように注意しましょう。アレルギー鼻炎の人には効果があります。アトピーのような症状も軽快します。鼻の周りにニキビのようなものが出来て痛かったのが、解消できます。そして何より便通の状態が良くなって快調になります。この効果は大きいですね。

まずは2週間、小麦を摂ることを完全に断つ! 小麦で症状が起きている場合は、確実に変化が出てきます。

:パン、サンドイッチ、ハンバーガー、ラーメン、うどん、パスタ、ピザ、お好み焼き、クッキー、小麦が含まれるお菓子類、・・・・・。

 

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