パンデミック条約に対する厚労省の回答。これは厳しい。
質:条約に対する政府見解は?
答:積極的に推進する
質:条約にさらなる修正はあるか?
答:回答を拒否する
質:人権を尊重する条項が盛り込まれるか?
答:回答を拒否する
質:主権を侵害する条約内容になれば、WHOを脱退するか?… https://t.co/eNm8WOflhb pic.twitter.com/LVOHmIzVMn— You (@You3_JP) November 28, 2023
危機感がない人に向けてお送りします。このままで良いのですか?
馬渕睦夫氏「はっきり申し上げますが、このままでいけば日本は滅びます」
私もそう思っています。
pic.twitter.com/OyagqxAqFl— himuro (@himuro398) November 29, 2023
原因不明の「川崎病」 6つの症状と診断・検査、心臓の合併症を防ぐ治療 | NHK健康チャンネル
川崎病は、1961年に川崎富作博士が最初の患者と遭遇し、全身の血管に炎症が起きる病気であることが知られています1. この病気は、主に乳幼児にみられ、1歳前後が最も多く、4歳以下が80%を占めています。女児より男児に多い傾向があります (女児の1.3~1.5倍) 1. 川崎病の特徴は、①1歳前後の子どもの病気、②全身に血管炎が起きるが原因不明、③症状のみで診断する、④大量免疫グロブリン療法とアスピリン内服が標準治療、⑤合併症として冠動脈 (心臓自身を栄養する血管、これがつまると狭心症や心筋梗塞になる)の拡張や瘤形成が生じることです1.
不明だった川崎病の原因が解りました。それは抗生剤の内服です。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/ped.14255
川崎病とは?
川崎病は1960 年ころに日本で見つかった高熱が続く子どもの病気です。当初は自然に治ってしまい後遺症はない病気だと思われていました。しかし,心臓の血管に瘤ができて心筋梗塞で突然死することがある重大な病気であることが解ってきました。このため,現在はほぼ全員が入院して血液製剤(γグロブリン)による治療を受けています。
川崎病は,日本の子どもに多くみられますが,海外ではほとんどみられない不思議な病気です。また,日本では年々増え続け,最近は年間1万5千人ほどが罹っています。子どもの50人に1人が罹って入院していることになります。
川崎病と腸内細菌の異常
腸の中には細菌がたくさん住んでいて,その数は100兆個で成人では1.5~3.0㎏にもなります。最近,腸内の細菌を高速で調べることができるようになり,腸内細菌の異常が様々な病気の原因となることが解ってきました。腸内細菌の異常と関連している病気には,過敏症腸炎や肥満,喘息,その他のアレルギー疾患などがあります。
腸内細菌の異常を起こす主な原因は抗生剤の内服です。過敏性腸炎などは抗生剤の内服と関連していることが解っています。
川崎病でも腸内細菌の異常がみられることが解ってきました。川崎病の子どもの腸で,通常は見られない口の中の細菌(口腔内常在菌)が増えているのです。
このように川崎病と抗生剤の内服が関係してる可能性がでてきたため,当院で経験した50名の川崎病の子どもさんと川崎病になっていない160名の子どもさんを比較する調査を行いました。
川崎病と抗生剤の関係
私たちの研究結果はPediatrics International という英文雑誌(2020年9月号)に正式に掲載されています。その内容は,抗生剤を飲んだことがあると,川崎病になるリスクが10倍ほど高くなるというものでした。また,抗生剤を飲む回数が多ければ多いほど川崎病になるリスクが高くなることも解りました。
川崎病を起こしやすい抗生剤も解りました。一番はクラリスロマイシン(クラリスなど)とセフェム系抗生剤(メイアクトやセフジトレンピボキシルなど)です。その他にオゼックス(トスフロキサシン)や,オラペネムなどの強力な抗生剤と関連していることも解りました。
1歳未満の児では,帝王切開も川崎病に関係していました。帝王切開のときの抗生剤投与と関連している可能性があります。
川崎病の発症するメカニズム
抗菌薬を飲むと,元々腸内に住んでいた細菌の一部が死んでしまいます。つまり,腸内細菌が住むアパートに空き部屋がでるのです。口腔内常在菌は常に口から腸へ流れていますが,空き部屋があると腸管へ一時的に住み着くことができます。しかし,腸の中は酸素が少ないため口腔内常在菌は適応できずどこかで突然壊れます。この際に大量の細菌の成分 (PAMPsと呼ばれます) を放出することで川崎病が発症すると考えられています。
抗生剤の過剰使用
抗生剤は細菌を殺すための薬ですが,カゼの原因のウイルスには効きません。子どもの感染症の大部分はウイルス感染なので,カゼ症状の一つである中耳炎や副鼻腔炎も含めて抗生剤は稀な例を除いて効きません。しかし,日本の子どもたちは北欧の子どもたちの10倍ほども抗生剤を飲んでいます。また,使われている抗生剤も海外では小児への投与が禁止されている強力な抗生剤(オゼックスやオラぺネムなど)が普通に使われています。抗生剤の使用を減らすことで川崎病が減ることが期待されます。不用意に抗生剤を使うのはやめたいですね。
※ 筆者は見ていませんが、関心のある方はどうぞ 新田 剛 東京大学准教授