ワクチンを打った結果の免疫低下なので、コロナ自粛生活ではありません。
肺炎球菌や溶連菌等…「3年間のマスク生活で抵抗力ない」医師が警鐘鳴らす“コロナ以外の感染症”
石川テレビ
石川県内で依然、感染者数が高い水準となっている新型コロナ。しかし今心配なのは「それ以外の感染症だ」ということです。現場を取材しました。 金沢市内のクリニック。防護服姿の医師や看護師が対応しているのは車の中で待つ患者。新型コロナが5類に引き下げられましたが、発熱患者への対応は変わっていません。 小川滋彦院長: 「全く変わらないです。
以前より危険だと思っています。なぜかというとコロナだけではないので…」 県が16日発表した新型コロナの1医療機関当たりの感染者数は21.06人。2週続けて前の週を下回りましたが、依然高い水準が続いています。入院している人は177人。このうち5人は重症患者です。 こうした中、小川院長は…。 小川滋彦院長: 「確かにコロナの方は非常に多いですけども、それ以上に感染症全体が非常に増えています。
皆さん3年間のマスク生活で、色んな風邪などに対しての抵抗力がないので」 小川院長によりますと、これまで発熱患者のほとんどが新型コロナでしたが、最近はそうではない患者が増えてきているといいます。 新型コロナを防ぐ生活を続けた結果、そのほかの感染症に対する抵抗力が下がったというのです。具体的には…。 小川滋彦院長: 「肺炎球菌による肺炎とか、扁桃周囲炎ですね、例えば溶連菌によるものとか…若い方でも『あれコロナ大したことないんだけど、何でこんなに熱が続くのかな』と調べたら、白血球(の値)がガンと上がっていて、従来型の肺炎で入院する人とかも結構います」
そのため、新型コロナの検査でたとえ陰性でも血液検査などを追加で行い、以前より診断に時間をかけているといいます。 小川院長: 「コロナ以外の怖い感染症が猛威を振るっているという事を知って頂いて、コロナだけ調べて『陰性だ』と思って治療を遅らせずに、そういう方こそ医療機関に来て頂いて白血球を調べたりだとかした方がいいと思います」
石川テレビ