ワクチン接種は何もメリットがないどころか、遅延性の地雷を身体に埋め込まれたようなものです。mRNAが絶えず自己免疫疾患のメカニズムを刺激し続けていますから、何時それが襲ってくるか分かりません。血管の炎症と血栓の形成、これがワクチン接種により引き起こされています。何の前触れもなく起こる突然死もこのメカニズムが関与しています。3回以上接種してしまった方は日々の体調変化に注意して下さい。
◆綾乃さんが亡くなった病院のカルテ
真相を闇に葬ろうとする何者かがいる
唇を震わす英治さんの憤る理由は、ほかにも存在する。
【食い違い①】異変が起きたのは接種前なのか後なのか
Web上にあがっている報告書や本誌が入手したカルテなどによると、綾乃さんは11月5日14時18分にワクチン接種し、15時58分に死亡が確認された。注目すべきは報告書の14時25分頃の記述だ。
<咳が出始めたため看護師が声をかけ前方に歩いてくるも、途中で座り込んでしまう。看護師が車いすで介助し救護室に移送。その際に、接種前から体調が悪かった」との訴えを看護師が聞いた(略)>
入手したカルテの冒頭には<目撃ありCPA(心肺停止)><ワクチン接種前に卒倒しCPA>とあり、その後に<接種前の14時頃から呼吸苦あり><その後ワクチン接種、様子見ていたら呼吸苦増悪、泡沫状血痰あり><ROSC(心拍再開)>等、死亡に至る生々しい経過が記されている。
だがおかしい。ワクチン接種前に呼吸苦が起きていたのなら、医師はワクチンを接種するはずがない。綾乃さんに直接、接種前の問診及び接種を行ったB医師は「僕は全員に、打つ前に駄目押しで、今日体調大丈夫ですかと聞いています。綾乃さんは大丈夫ですと言った。当日、体調が悪い人はいなかった」と夫の英治さんら遺族に証言している。その数分後に卒倒するほど具合が悪ければ、いくらなんでも気がつくのではないだろうか。
元看護師の綾乃さんは日頃から「体調不良時にはワクチンを接種してはいけない」と家族にも徹底させており、「そんな妻が、体調不良を隠してまでワクチン接種を受けるはずがない」と英治さんは話す。英治さんは、綾乃さんが「接種前から体調が悪かった」と語っていたことを直接聞いた看護師との面会を希望し、愛西市側にも伝えてきたが、いまだに面会はかなっていない。
【食い違い②】病院は解剖を提案したのか、しないのか
愛知県医師会は会見で「救急搬送先の病院で死亡を確認後、『医師が遺族に病理解剖実施の有無を確認したが、返答はなく、遺族が茫然自失としていたため、それ以上の確認は行わなかった』とカルテに記載されている」と説明した。
しかし実際には、22ページあるカルテに「病理解剖」という単語は一切でてこない。実施の有無を確認したとの記載もない。さらに言うなら、夫の英治さんら遺族は当日、病院から「死亡時画像病理診断(Ai)」の実施を提案され、承諾書にサインした上で、診断後の説明も受けている。Aiの提案に返答できたのに、病理解剖については、茫然自失で返答できなかったというのは、あまりにも不自然だ。
【食い違い③】死因は「アナフィラキシー」なのか「致死的不整脈による急性心不全」なのか
医師会の会見では「アナフィラキシー疑い」との見解を前面に押し出し、「(医師は)躊躇することなくアドレナリンの筋肉注射をすべきだった」と述べている。だが、「死因は、致死的不整脈が原因の急性心不全」となっている。
会見で「アナフィラキシーが起きた可能性が高い」としながら、カルテにはアナフィラキシーを疑っているような記載は一切ない。もし記載してしまったら、医療ミスを認めることにつながる可能性が出てくるため、隠そうとしているのだろうか。そう疑われても仕方がないだろう。
FRIDAYデジタルが入手した音声データによると、綾乃さんの救援に当たったA医師は遺族に対し、4回も「申し訳ございません」とわびていた。「何に対して謝っているのか」という遺族の問いにA医師は返答しなかった。ワクチンの副反応も怖いが、真相を闇に葬ろうとする何者かがいることはもっと怖い。
1月27日。愛西市は外部有識者らによる医療事故調査委員会の2回目の会合を開き、会終了後の会見で、綾乃さんの血清を検査することなどが明らかにされた。昨年12月29日に行われた初回の会合後、綾乃さんの血清が搬送先の病院で凍結保存されていることが判明したのだという。委員長は「アレルギーに詳しい専門家の意見を聞きながら検査を進めたい。死因の究明に貢献できる可能性がわずかでもあるのではないか」と述べた。真相究明が進むことを期待したい。
◆厚生労働省が公表した報告書
取材・文:木原洋美