新型コロナウイルス

井上正康先生:igGではなくigA抗体が主役、超過死亡激増で人口減少を招く

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新型コロナ最新情報 オミクロンの正体39<本編>

井上 正康 大阪市立大学名誉教授

岸田首相ノーマスクでF1視察、全国旅行支援、コロナ・インフル同時流行の懸念

過去3年間のインフルエンザの流行が、人流抑制とマスクで抑制されたエビデンスはない。同時期にノーマスクの国々でもインフルエンザは絶滅状態であり、これは新型コロナとのウイルス干渉が主因だと示唆される。日本の人口はオーストラリアの約5倍なので、当地の22万人は日本での約100万人の感染者数に相当する。日本では毎年1,000万人以上が発熱して治療を受けており、その際には何千万人もの無症候性感染者が存在する。

オーストラリアのわずかな感染者数・発症者数ではないので不安を煽るべきではない。しかし、コロナワクチン接種者では免疫低下で、ウイルス干渉が起こりにくい可能性がある。インフルエンザとの同時感染はあり得る。免疫系には抗原原罪と呼ばれる反応があり、コロナワクチン接種者ではインフルワクチンに対する反応も変化する可能性があり、両ワクチンを安易に同時接種すべきではない。

スパイクのプラス荷電が激増したオミクロン株は旧型コロナの60倍もの感染力を有し、マスクでも呼吸する限り、口内感染を防ぐことは不可能である。オミクロンもインフルエンザも、喉や上気道に感染するウイルスであり、口腔内感染予防が基本である。そのために手洗い、口腔ケア、うがい、生理食塩水での鼻洗浄、ガムで唾液分泌を促進することに加え、免疫系を支援する食物繊維の多い食生活習慣をお勧めする。

国会でノーマスク、議長から注意

去年の第5波まではACE2受容体の多い腸の血管壁に取り付いて糞口感染するのが主要経路でした。しかし、オミクロンでは喉や上気道が主要感染部位なのでウイルスは口から出て来る。オミクロンの強い感染力では呼吸する限り感染は免れ得ないが、例え発症しても大半が軽症の喉風邪である。事実マスクをしていた岸田首相や河野大臣も、4回接種後に簡単に感染しました。

これがオミクロンの感染特色であり、海外が全規制を撤廃してノーガード戦法にモードチェンジした主因です。アクリル板や屋内外でのマスクは有害無益であり、大半の国民が繰り返し感染するのがオミクロンの特徴です。

2類扱いの弊害:上昌広 医療ガバナンス研究所。5類への移行が見送られた、今冬の流行に対応できない。⇒ 現状に合っていない新型コロナ「2類」扱いの弊害…「5類」への変更が必要だ(上昌広)

オミクロン株の感染力は極めて強いが、毒性や致死率は季節性インフルエンザ以下である。これを通常の病院が対応できない2類に据え置けば、保健所や少ない急性期病院に患者が集中して麻痺状態になる。高齢者施設では従来の介護サービスが出来ず、風評損害を恐れる経営者はコロナ患者を避けて多くのコロナ難民が生まれる。上先生は2類では厚労省が保健所、医療機関、検査会社、宿泊療養施設などへの補助金差配で権力を維持できることが、5類に格下げしないことの最大の理由であると指摘されているが、ワクチン有効性データの捏造を初め、医学常識ではあり得ない犯罪的愚策を続けている厚労省の責任は極めて大きい。政府はその理由を公にして関係者を厳しく断罪しなければならない。

外務省:渡航情報を引き下げレベル1に。

海外では既に大半の国々が注意する:レベル1に格下げしており、日本もやっと今頃になってそれに追従し始めた。岸田総理大臣は、これでビジネス往来などの国際交流を一層活発化させるとしているが、世界に数周遅れの対応で日本を一人負けさせている。レベル1であれば新型コロナを2類相当に留め置く医学的理由はない。これも早急に5類以下に格下げすべきである。

神戸大学:ユニバーサル中和抗体を発見。すべての変異株に有効?

ユニバーサル中和抗体はスパイクの受容体結合部位RBD近傍に結合して、細胞培養系で感染抑制作用が確認された抗体である。試験管内ではそのような感染抑制効果は観察可能であるが、人体での抑制効果は別の問題である。ユニバーサル中和抗体は第5波までのACE2標的型、つまりアルファ株からデルタ株には有効かも知れないが、速やかに変異を繰り返すコロナ株にはすぐに無効になるであろう。

オミクロン株は試験管内でのACE2結合能は保持しているが、プラス荷電の激増で喉粘膜の負荷電糖タンパクに強く結合して受容体型で感染する変異株であるために、大半は血中に侵入できず血中抗体が左右する確率は低い。口腔内感染の抑制にはigA抗体が主役であるが、コロナウイルスやワクチンではigA抗体の産生が抑制されて免疫的排除機構が働きにくい。

試験管内の感染予防実験と体内での抑制効果は次元が異なり、免疫病理学的理解には人体での空間的トポロジー、トポグラフィーを基盤とする分子病態学的考察が不可欠である。神戸大学のユニバーサル中和抗体も失敗に終わる可能性が高いだろう。

オミクロンBA対応ワクチン、従来株を上回る効果なし。中和抗体増強につながらない

現在の遺伝子ワクチンには致命的な戦略ミスが存在する。A 喉や上気道粘膜に限局的に感染するオミクロンにはigA抗体が重要であるが、mRNAワクチンにはその誘導作用はない。これはロンパリ的戦略ミス。B 血中抗体igGを増加させてもオミクロンの粘膜感染を阻止できない。C 抗原原罪と呼ばれる免役応答特性により、最初に武漢型mRNAで強く感作された場合、オミクロン型ワクチンに対しても武漢型抗体を優先的に産生する。

これが従来型とオミクロン型ワクチンに大差が無い理由である。D mRNAで体内産生されたスパイクは血栓症や自己免疫疾患を誘発するので、害あって益無しである。たこつぼ化した専門家には生命現象を俯瞰的に見る力が欠如しており、血中抗体を上昇させることのみが免疫防御反応だという誤解でボタンの掛け違いをしている。コロナウイルスの制御にワクチンは逆効果であるとの基本原理を理解していないことが根本的原因である。

福反応疑い報告制度と予防接種健康被害救済制度

免疫系は複雑で重層的であり、ワクチンによる副反応が生じやすいので高度の安全性が不可欠である。国は副反応問題に2つの制度で対応している。副反応疑い報告制度、予防接種健康被害救済制度。両者は別制度だが因果関係の判定で混同されがちである。1 国や厚労省はデータの捏造を即刻中止し、ワクチン接種を緊急中止して関連情報を公開する。2 mRNAワクチン後遺症を国レベルで解析する独立研究組織および後遺症治療センターを設立する。3 ワクチンの後遺症の治療に対する経済的救済措置を早急に構築する。

日本への入国規制:3回接種か陰性証明

A 日本はメディアの誤情報と情報統制で情報鎖国状態にあり、大半の国民が正しい判断が出来ない状態にある。B  和を持って尊しとする素晴らしい忖度文化が仇となり、周囲の空気に支配される同調圧でマスクヒステリーと接種圧が制御不能となっている。C その背景にはグローバル製薬企業の利権と国内医療関連組織の利権が深く関与している。

D 搾取や略奪が文化として定着している欧米や大陸に対して悪意を疑わないお人好しの日本民族は、国家存亡の危機的な分水嶺にいる。この認識が国民の緊急課題である。

未接種だから感染して死亡したのか?

上気道粘膜感染の風邪もインフルエンザも、こじらせると重症化して死亡することが少なくありませんmRNAワクチンに感染予防効果や重症化抑制効果がない事実は国際的に証明されており、オミクロンには打っても打たなくても感染する。喉風邪ウイルスのオミクロンを未だに2類相当に置いている愚作が、過剰対応を余儀なくさせて、早期診断、早期治療を妨げている。メディアが針小棒大に煽り報道しないことが(不可欠?)である。

ワクチン後遺症で今後どのような疾病が出てくるか?

既に世界的にワクチン後遺症患者が多発しており、国に対して訴訟が激増しつつある。mRNAワクチンの毒性を系統的に分析すると、A ワクチンのPEGとLNP:資質ナノ粒子によるアナフィラキシーショック。これは接種後数時間以内に現れることが多い。B   体内でのスパイク産生による全身の血栓症と血管障害。損傷部位により特有の症状が見られ、脳では神経細胞損傷により長期的な影響が出る。

C 化学修飾された難分解性のmRNAと免疫反応で自然免疫系と細胞性免疫が抑制され、日和見感染やターボ癌が多発する。D mRNAの頻回接種で全身の細胞に対する自己免疫反応で極めて多様な障害が起こる。E これらの総合的影響により世界中で超過死亡者数が激増中であり、世界的な人口減少につながりかねない。ワクチン接種率が世界1となった日本でも、ものすごい勢いで超過死亡者数が激増し広域火葬場での対応が必要になっている。

F 遺伝子ワクチン接種開始の直後から超過死亡数の激増により、日本の人口が急速に減少している。世界的にも人類史上初の大惨事に発展しつつあり、日本では人口激減で国の存亡を深刻に考える必要があり、これに応じた高度の政策構築が急務である。

那覇市長選で政策協定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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