新型コロナワクチン接種の65件を認定
9月26日 厚生労働省はこのほど、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会の審議結果を公表した。新型コロナワクチンを接種した84件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議した部会は、65件を認定、13件を否認、6件を保留とした。【新井哉】 今回認定された65件の年齢別では、40歳代が16件で最も多く、以下は、20歳代、30歳代、50歳代(各12件)、70歳代(5件)、60歳代(4件)、10歳代、80歳代(共に2件)の順だった。
疾病・障害名については、アナフィラキシー、アナフィラキシー様症状、急性アレルギー反応、左橈骨神経障害、末梢神経障害、排尿障害、低髄液圧症候群、めまい、発熱、呼吸困難、炎症反応上昇、頭痛、咽頭痛、倦怠感、関節痛、多形滲出性紅斑、脱水症、蕁麻疹、食欲不振、心窩部不快感、一過性高血圧、右顔面神経麻痺、中毒疹、肝機能障害、左肩関節周囲炎、過換気症候群、呼吸苦、左上肢筋力低下、手指振戦、気管支喘息発作、咽頭違和感、咳嗽、鼻汁、
嘔吐、下痢、動悸、腹痛、薬疹、四肢しびれ、両手握力低下、耳鳴り、嘔気、上腹部痛、脱力、震え、左三角筋炎、左棘下筋炎、虫垂腫大、筋肉痛、一過性意識レベル低下、一過性意識消失、頭部打撲、けいれん様発作、舌咬症、頸部リンパ節腫大を挙げている。65件の請求内容の内訳は、いずれも「医療費・医療手当」となっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食欲不振、鼻汁、脱力、筋肉痛が医療費手当の対象となるのか大変疑問がありますが、さらに重篤な心筋炎や血栓症、サイトカイン放出症候群が認定されていないことには、大きな疑問があります。厚労省のページを見ると、アナキラフィシーと急性アレルギー反応だけが認定されたのだと分ります。厚労省の因果関係認定は従来通りで、副反応検討部会で因果関係が認定されたものだけです。
令和3年9月13日 疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査部会 審議結果
疾病管理予防センターは、施設がCOVID-19感染率の高い地域にない限り、医療現場でのユニバーサルマスキングを推奨していません。
当局は、金曜日の午後遅くに発表された医療従事者のための感染制御ガイダンスのオーバーホールの一環として、静かに更新を発行しました。これは、ユニバーサルマスキングに関する当局の以前の勧告からの大きな逸脱を示しています。
「ワクチンと感染誘発免疫の高レベルと、効果的な治療法と予防ツールの利用可能性を反映するために更新が行われました」とCDCの新しいガイダンスは述べています。
現在、CDCは、感染伝播の多い地域の施設は、すべての医師、患者、訪問者にマスクを「要求しないことを選択する」ことができると述べています。伝染は、CDCが非医療環境を導くために使用するコミュニティレベルとは異なります。
コミュニティ伝播は、SARS-CoV-2の存在と拡散の尺度を指す、とCDCは述べた。
CDCは、「医療システムに負担がかかる前に、早期介入を可能にし、これらの環境でケアを求める個人をよりよく保護するために、医療現場での特定の慣行を導くことが現在推奨されている指標です」とCDCは述べた。
現在、米国の約73%が「高い」感染率を経験しています。
CDCは、コミュニティレベルでは「入院と医療システムの緊張の観点からCOVID-19の影響の尺度に重点を置き、コミュニティでの感染状況を考慮している」と述べた。
高リスクと見なされるのはわずか7%で、郡の62%近くが低リスクと見なされています。
さらに、新しいガイダンスには、マスクが推奨されない場合の例外の一覧が含まれていた以前のガイダンスと比較して、ユーザーがマスクを選択する可能性がある場合の例外の一覧が含まれています。
マスクが普遍的に必要ではない場合でも、プロバイダーがCOVID-19の発生を経験している施設の一部で働いている場合、または免疫不全の患者をケアする場合は、マスクを着用する必要があります。
感染レベルが高い場合、医療施設の患者と遭遇する可能性のあるエリアにいるときに、医療現場にいるすべての人にマスキングが推奨されます。
医療従事者は、スタッフの会議室など、患者の立ち入りが制限されている「明確に定義されたエリア」にいるときは、マスクを着用しないことを選択できます。
公衆衛生の専門家は、このアップデートにより、病院や老人ホームでマスクを着用する人が少なくなり、患者や医療提供者を危険にさらすことになると述べた。
ブラウン大学公衆衛生学部のミーガン・ラニー学部長は、新しいガイダンスは、COVID-19の検査をまだ受けていない病気の患者のマスクを外す実質的な感染がある場所、高齢者、化学療法患者、肺疾患の人々、脆弱な妊婦のすぐ隣につながる可能性があるとツイートした。
「この微妙なニュアンスはあなたのケーキを持っていて、あまりにもそれを食べるアプローチは、パンデミックを通して一度もうまくいきませんでした。人々は「もうマスクはやめろ!」と聞く。」とツイートし、トランプ政権時代に外科医総監を務めたジェローム・アダムズ氏。
新型コロナワクチン4回目:アンケートで見る「医師の本音」
こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。
新型コロナもお盆をピークに落ち着いてきていて、一安心ですね。ただ、冬にはまた第8波が来るとか来ないとか…。ま、定期的に7回も来たんですから、来ると思っていたほうが良いでしょうね。
となると、「予防のためにワクチンを!」ということになります。政府も「ガンガン打とう!」「子供にも打とう!」と宣伝しておりますし。
ただ、一般市民の反応はパッとしないようです。
ヤフーのアンケート「オミクロン株対応のワクチン、あなたはどう思う?」ではこうなっております。
このアンケートでは、約2/3の国民が「打ちたいと思わない」と回答。もう国民の多くはオミクロン株以降のコロナに恐怖心を持っていないようです。
では、医療の専門家、医師の皆さんはどう思っているのでしょう?
直近のアンケートはなかったのですが、オミクロン株流行以降の今年の3月および6月に行われたアンケートがありましたのでご紹介します。
まず、3月にm3.comが会員医師に行ったアンケート。
m3の記事は会員限定記事なのでここでそのまま記事を貼ることは出来ないのですが、概要をまとめるとこういう感じです。
- 医師の約4割が4回目接種は「必要」と回答、「必要でない」は2割。
- 医師の約6割が4回目のワクチンを「自身が接種する」と回答、「自身は接種しない」は約15%
4回目ワクチンは「必要」と答えた医師が4割しかいないのに6割の医師が自身には打つ、という回答・・・。
「立場上打たざるを得ない」という医師がかなり多くおられる印象ですね。
なかなか複雑なところなのでしょう。
次は6月のアンケート。
こちらはケアネットが会員医師1000人に実施したものです。
「ご自身の4回目接種についてどうお考えですか?」に対して、
- 「接種したい」が66%(すぐに・時期を見ての合計)
- 「接種したくない」が15%
という結果です。
どちらのアンケートでも、多くの医師が自身に4回目ワクチン接種をすると答えていますが、意外にも15%程度の医師が明確に「接種しない」と回答しています。
一般市民よりも接種への圧力が強い医師業界の中でも、一定数の「ワクチン慎重派」がいることが分かります。しかもこれは弱毒化したオミクロンBA.5株の流行前の数字。冒頭のヤフーのアンケートからも想像されるように、今は医師の中でも更に慎重派が増えているでしょう。
医療の専門家である医師の中でもこれだけの意見の相違があるわけですから、一般の方々が迷われるのも当然といえば当然ですね。
ちなみに、世界の国々ではコロナ騒ぎはもう過去のものとなっており、バイデン大統領は「コロナ終息宣言」を出しております。
ワクチンに関しても、先進諸国はもう全然打たなくなっていまして、ワクチン3回目接種率グラフにするとこんな感じになっております。
このグラフは2回接種した人のうち〇〇%という意味です。
現時点で日本の2回接種者は全人口の81%ですので、そのうちの9割ということは3回接種者は人口の約7割。
米国は2回目67%→うち4割=3回目27%
英国は2回目74%→うち6割=3回目44%
ワクチン製造国アメリカは日本の半分以下しか3回目を打っていないんですね。
でも日本政府はさらに打て打てと言っている…。
どうすれば良いのでしょう…?
名古屋市の河村市長も言っておられますが、本当に両論あるのだからしっかり公開で議論したら良いと思います。
もちろん、僕も呼ばれれば行きますので。よばれないかな?