新型コロナウイルス

抗酸化配合剤の有効性

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抗酸化配合剤

mRNAワクチン副反応に対する抗酸化サプリメントの有効性を示す論文が、公開されました!緊急解説します。/犬房春彦(ルイ・パストゥール医学研究センター/医師・医学博士)

mRNAの後遺症、抗酸化治療の論文が掲載されましたので紹介します。モニター項目すべての項目で有意差がありましたので、やはり酸化ストレスが関与していると考えています。抗酸化配合剤無償供与:医療従事者921名、コロナ後遺症811名、ワクチン副反応718名、合計2,450名。

1.ワクチン後遺症と慢性疲労症候群が類似

2.脳の炎症が重要?

3.抗酸化配合剤内服、症状改善論文

4.コロナ感染症に抗酸化剤は有効?

2,022年3月14日プレスリリース。Brain Supplementという日本脳サプリメント学会の雑誌に私が開発した抗酸化配合剤のmRNAワクチン副反応への効果を報告する論文が掲載されました。

Effects of Antioxidant compositionTwendee X on side effects of SARS-CoV-2mRNA vaccine

mRNAワクチン副反応に対する抗酸化サプリメントの有効性を示す論文が、学術誌「Brain Supplement」に公開されました。アンケート調査より。

コロナ感染症はROS:酸化ストレスが上昇することでサイトカインストーム(免疫の暴走)が起こって色々な症状が起こり、肺炎が重症化することが明らかになっています。そして新型コロナの主な後遺症というのは、酸化ストレス病ということで、疲労、呼吸困難、関節痛など慢性疲労症候群の症状に非常に類似しています。

慢性疲労症候群は『生活が著しく損なわれる様な強い疲労を主症状として、少なくとも6ヶ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す』ということで、筋力低下であったり、全身倦怠感、頭痛など色々な症状があります。そしてワクチンの副反応、後遺症に関しても同じような症状が見られています。

慢性疲労症候群は脳内の炎症が上がっているということですので、脳内の炎症を下げると症状が改善すると期待されます。

私の開発した抗酸化配合剤を、マウスの脳梗塞のモデルで使った論文が既に出されています。この論文では脳梗塞の体積が減るだけではなく、脳の中の酸化ストレス物質が低下して、そして炎症性のマーカーも低下していることが明らかになっています。つまり脳の炎症を抑えるわけですね。

SARS-CoV-2mRNAワクチンの副作用に対する抗酸化組成物Twendee Xの効果ということで、mRNAワクチンには強い炎症の作用がある。脂質ナノ粒子(LNP)が用いられていて、副作用の原因と考えられています。炎症は高い酸化ストレスのシグナルであることから、酸化ストレスを抑制すると副作用を軽減できるということで、

ワクチンの副作用に悩む人々を対象としたアンケート調査を行い、参加者に抗酸化配合剤Twendee X を無償で提供して、参加者は疲労感、呼吸困難、胸痛、嗅覚・味覚障害、頭痛、ブレインフォグ、関節痛、めまいの8項目について6段階で評価しまして、4週間の内服後すべての症状の重症度スコアが有意に低下していました。

ワクチンの副反応が全身的な酸化ストレスの増加によって引き起こされることを示唆し、抗酸化物質がこれらの症状を緩和する可能性があるという論文です。

1日1回3粒飲んでいただいてアンケートに回答した149名のデータ。このデータはリヒテンシュタインTIMA establishmentのHPに公開されていて公知のデータです。個人の承認がありまして、2名の査読を経た論文です。但しこれはアンケート調査で対照群もありませんので、エビデンスレベルはあまり高くありません。しかしながら、コロナ感染が継続中の現在では、臨床試験を行うことは非常に困難なわけです。

そしてワクチン後遺症の方に治療を行って、100名以上のデータで有効で会ったという論文は、今のところ他にはありません。

倦怠感のスコア 0P:症状がほとんど無い、5P:症状が非常に強い

濃い青から薄い青の部分が服用後には大きくなっていますので、症状がかなり軽減されているということです。

呼吸苦についても症状がかなり低減された方が多くでています。

胸の痛みも同様の傾向です。

コロナ感染に特徴的といわれた味覚や嗅覚異常ですが、ワクチン後遺症でも味覚・嗅覚の異常を訴えられた方がおられますが、こちらでも改善が見られています。

頭痛に関しても、内服後は症状が低減された方が増えています。

頭にモヤがかかったような『ブレインフォグ』と呼ばれる症状も改善が見られています。

関節痛は慢性疲労症候群にも多く見られる症状なのですが、こちらでも軽減が見られています。

めまい症状も軽減が見られています。

全体的なスコアの前後における変化(上のグラフ)、有意差検定をしてみたところ、8項目すべてにおいて症状の緩和に有意差が見られました。

症状のスコアが3以上(下のグラフ)、症状が強い方のみを取りだして検討してみました。そうしますと、ご覧のように内服前と内服後では、スコアが半分以下に下がっている項目もありまして、重症の方ほど効果が出やすいという傾向が見られました。

この論文データからの考察ですが、ワクチン後遺症は酸化ストレス病であろうということで、酸化ストレスが起こって全身に炎症が起こることで、色々な症状が出ているという風に考えられます。

そして抗酸化配合物はコロナ感染症自体にも有効な可能性があると考えています。

 

 

 

 

 

 

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