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がん研究で論文捏造事件

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論文というのは作文と同じで、本人が主張したいことに合ったデータを集めて、主張に沿って発表すれば形式は整うことになります。新発見だというわけですね。問題があれば後から疑義が提出されて化けの皮が剥がれます。検証可能性と言って、あとからその手順を行ってみて、本当にそうなるのかどうか。つまり、論文はどのようにでも作れてしまうことが問題ですね。

厚労省が出しているデータも、ワクチンには効果があるというものも、いずれ近いうちに疑義が提出されて無効になるでしょう。朝日新聞も論文が出たからという理由で記事にしたようですが、その内容を理解できる人間はいなかったようですね。

岡山大教授、論文で捏造 がん研究巡り、不正113カ所認定

岡山大と国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)は24日、同大学術研究院医歯薬学域に所属する神谷厚範教授が国際専門誌に発表した論文に、113カ所の捏造(ねつぞう)があったと発表した。すでに論文の撤回を勧告し、今後処分する。神谷教授は過失だとして不正は認めていないという。

 問題となった論文は2019年に英専門誌ネイチャーニューロサイエンスに掲載。乳がんが再発する患者はがん組織で交感神経の密度が高い傾向があり、交感神経を標的にした新治療法の開発につながるとする内容。マウスの乳がんで、交感神経を刺激するとがんの増大や転移が増えたなどと発表した。20年、論文へ疑義が寄せられ、同大と、実験当時神谷教授が所属していた国循の調査委員会が調べた。

 実験に使われたとされるマウスの購入記録には、論文データに見合うだけの数がなく、論文に記載された実験を行ったとは考えられなかった。論文では、ある日と60日後の画像とされたものが、解析装置に残っていたデータから、同日に撮られていたことも判明した。

 神谷教授は、論文の根拠となる実験記録について、ハードディスクが18年の大阪北部地震で壊れたなどと主張し、提出しなかったという。岡山大と国循は、神谷教授の行為を捏造と認定。悪質性が高く、科学者としての倫理観に欠けるなどとした。会見した那須保友・岡山大理事は「明らかに前代未聞」などと話した。

 

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 朝日新聞は2019年7月9日付の朝刊社会面、朝日新聞デジタルで、神谷教授らによる論文を紹介する記事を掲載しました。岡山大などの発表を受け、記事を削除します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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