新型コロナウイルス

接種後の1週間に起こるV AIDS:後天性免疫不全症候群

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【nature論文】ワクチン接種後一週間はAIDSレベルまでリンパ球が減少する

こんにちは医師&医療経済ジャーナリストの森田です。

先日、こちらの動画を見ました。

免疫とワクチンの問題とは?ゲストは、東大免疫学の新田准教授です!⚡12月27日のやなチャン!

※筆者より 上は1時間45分の長い動画ですが前半は免疫学の解説、後半はワクチンについての解説です。免疫の理解には欠かせない内容ですから、関心を持たれたら最初から視聴して下さい。森田医師が指摘している箇所はmRNAーLNPワクチンによるリンパ球減少で、接種2日目で接種者の血液中リンパ球が激減することが示された論文です。

黒い点線(薄くなっている)があるところが基準値でそれぞれの○が1人の人を表わしており、線で変化を結んでいる。そうするとほとんどの人が点線以下(基準値以下)にリンパ球が減っている。青の点線(部分部分)はヘルパーT細胞数がこれ以下になるとエイズを発症する、つまり免疫不全になる基準。リンパ球の3分の1くらいはヘルパーT細胞だと思われるので、こんなに減って大丈夫なのか、8日目には回復しているから良しということになっている。

論文では一時的に起きることとして説明されていて、最初はそう思ったが、これほど血液中のリンパ球減少が起こることがあるのだろうか。この状態が後天性免疫不全症候群:VAIDSのレベル。

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東京大学・免疫学の新田准教授による一般向けのコロナ&ワクチン解説です。

とてもわかりやすくて、しかも大事なことが盛りだくさんですので。ぜひご覧頂きたいのですが…、

とは言っても、かなり長いので簡単にポイント(特に後半のワクチン論文解説部分)をまとめますと、以下の3つでしょうか。

  • なぜかmRAを包んでいるLNP単独接種(=mRNAが入っていないワクチン)でもかなりの効果がある。
  • ワクチンでIgA(気道感染の主要免疫)は誘導されない
  • ワクチン接種数日後はリンパ球が減少する(1週間で戻る)

どれも結構びっくりの内容ですが、中でも最後のワクチン接種数日後はリンパ球が減少する(1週間で戻る)は、個人的に非常に驚きでした。

ということで、タイトル通り今回はこの件について記事にしたいと思います。

Artur Plawgo/iStock

というのも、僕は「リンパ球減少」には苦い思いがあるのです。

研修医時代、免疫抑制剤によるリンパ球減少から「サイトメガロウイルス肺炎」にかかって亡くなってしまった患者さんのことを鮮明に覚えているからです。

サイトメガロウイルスやヘルペスウイルスは多くの人が体内に保有しているウイルスで、通常の免疫を保持しているときは免疫に抑えられて全く害をなさないのですが、リンパ球減少などの免疫低下状態になると突然顔を出し致死的な病態に陥ってしまいます。いわゆる「日和見感染」と言われるものです。

もちろん、サイトメガロウイルスが顔を出して来られるような免疫低下は通常は殆ど見られません。免疫抑制剤や抗がん剤、HIV感染などの特殊な状況下でのみ見られるものです。

で、なんとその免疫抑制状態(リンパ球減少)が、ワクチン接種後の1週間ほど、殆どの方に見られるということなのです。

それがこちらのグラフ(新田先生がご提示されたのもの)

日本語部分は新田先生が追加されたものですが、元データは、2020年のあの世界的科学誌「nature」に掲載された論文です。

COVID-19 vaccine BNT162b1 elicits human antibody and TH1 T cell responses

ワクチン接種2日後(Day 2)で大きくリンパ球が減少し、8日後(Day 8)でほぼ元通りに戻っています。

そのリンパ球減少の程度はかなり激しく、グラフではAIDS発症レベルまでの減少する例まで見られています(新田先生ご提示の青点線がAIDS発症レベル)。

なお、AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIVウイルス感染によるものが有名ですが実はそれだけでなく、後天的(先天的ではなく)に免疫機能が著しく低下した状態の総称です。HIV以外でも起きます。

もちろんAIDSレベルまでのリンパ球減少はごく一部なのかもしれません。

しかし、データを見るとワクチン接種者後のリンパ球減少は例外なく全例で発症しているようで、おそらく接種者の全例でリンパ球が減少してしまえば、AIDSなど命取りの状態にまではならなくても、通常の感染症に感染しやすくなる(でもすぐに治る)程度のことが発生するかも?と考えるのが自然だと思います。

それを裏付けるような事実が2つあります。

1つは、日本の実際のワクチン接種とコロナ感染の関連です。

実は日本の生データを見ると、ワクチンを打った直後に感染が拡大しているのです(感染減少ではなく!)。

果たしてこれが偶然でしょうか?

2つ目は、ファイザーが発表した「95%効果あり」の、世界的医学誌NEJMの論文です。実はこれ、接種後1週間までは「抗体がまだ産生されていない」という理由?で多くが除外されていたのです。

つまり、

・ワクチンを接種した

・接種後1週間はほぼ全員でリンパ球が減少して感染症にかかりやすくなった

・そのうちの一部の人がコロナに感染した

・でもこの人たちは統計では除外された。

・その結果、95%効くという結果になった

というストーリーが想定できるのです。

それを裏付けるような論文も出ています。こちらもNEJMの論文。

SARS-CoV-2 Infection after Vaccination in Health Care Workers in California

簡単に言うと、

「ワクチン接種者のコロナ感染状況を追跡調査したら、接種後2週間の間に感染が集中していた」

というもの。

ネット上ではワクチン接種後の「魔の2週間」と呼ばれ注意を促されていました。ネットで囁かれていたこの「ワクチン接種直後の感染」…、実はnatureで指摘された「リンパ球減少」によるものだったのかもしれませんね。

ちなみにワクチン接種の直後からコロナ感染増加も発生していますが、同時に総死亡数増加(超過死亡率増加)も見られています。

・国民の8割〜9割がワクチンを打った。

・ワクチン接種直後はほぼ全員リンパ球が減少し、ひどいときにはAIDSレベルまで免疫が低下。

・若くて元気な人ならコロナやその他風邪ウイルスなどの一時的な感染で終わる。でもご高齢の方々の一部は感染から回復せずそのままお亡くなりになる。

その結果がこのグラフのような、異次元の「総死亡・超過死亡増加」なのではないのかな…?

もちろん、これで確証に至るわけではありませんが、様々な論文や現実のデータを見ると、状況証拠としてはかなり信頼性が高いのではないかと思います(ちなみに医学では決定的な証拠というのは殆ど出てきません。出てきたと思ったら数年後に覆る、なんてことがよくある世界ですから)。

以上、「【nature論文】ワクチン接種後一週間はAIDSレベルまでリンパ球が減少する」でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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