データが「率」であることの詳細と、それによってわかる水増しの仕組み。また、実はまだ「ワクチン接種済み」の層の検査陽性率が低く計上されている可能性も?というところまでわかるように、詳しくかつ分かりやすく解説します。
繰り返しますが、すでに8割の国民が厚労省からのデータを信じ副作用のリスクを負ってまでワクチンを打ったわけで、この「有効性のデータ水増し」公表は本当に大変な事件です。この大事件に対してメディアが一斉に沈黙していることも本当に不思議。この国の閉塞感を如実に表現しているのではないかと思ってしまいます。
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森田洋之医師noteから
厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした…の衝撃。
こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。
今回は衝撃のレポートをお伝えいたします。
タイトル通り、
厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした
という内容です。
まずは手っ取り早く、キモのグラフからご紹介します。
データ修正前はこのように、きれいにワクチン接種による感染予防効果が確認出来ていました。
ワクチンを打てば打つほど、感染者は減っていますね。
これを見れば、
「ワクチンは打っておいたほうが良さそう!」
と言う感想になるのは当たり前です。
そして国も、こうしたデータを元にコロナワクチンは
「感染(発症)予防に効果あり」
と新聞広告を出していましたし、報道各社もそのように報道していました。
忽那先生もこちらの記事で、この厚労省のデータを元に「ある程度感染を防ぐ」とされています。
熊谷千葉県知事もこうしたデータを元に、こんなツイートをされています。
ということなのですが…なんと!このデータが「インチキ」だったと、厚労省が正式に公表したのです。
厚労省は毎週、ワクチンに関するデータを公開するのですが、さる5月11日の発表から重大なデータ修正。
で、その結果がこちら。
拡大してみましょう。
データ修正のあと、突如として水色の「未接種(の陽性者数)」が半分以下になっています。
そして、「未接種(の陽性者)」が半分以下になったせいで、「2回接種(の陽性者)よりも少なくなってしまいました。
これはつまり、2回接種した人のほうが、未接種の人より、人口10万人あたりの陽性者数が多い、ということ。
え?
ワクチン接種者のほうがコロナに感染しやすいってこと?
微妙な差ですが、このグラフからはそういうことが読み取れます。
しかし衝撃ですね。
これまで国は、ワクチン接種を国民に対して強く推奨しています。
子どもに至ってはコロナでの重症・死亡例がほとんどないにもかかわらず(つまり子どもにとってはインフルエンザ以下の疾患)…、政府は子どもたちにまで声高に「接種をご検討ください」
と言っているのです。
それなのに、
ワクチンを2回接種しても現時点では未接種者とほぼ変わらないか、高齢者は感染しやすくなってるかも…
というデータが今回正式に出てしまったのです。
実はこのような傾向はイギリスやスウェーデンなど、国がしっかりした統計を公表している国ではすでに見られていた傾向でした。
でも日本の厚労省は公式発表では前述の通り、「ワクチン接種者」はやはり感染しにくい、と言っていたのですね。
本当かな?と思いつつも、まあ、今回のコロナは国ごとに感染者数も死者数もまちまちなので、そういうこともあるかな、と思っていました、そんななかSNSを中心に、
発生届の接種歴「未記入」が怪しい…
データに不備がありそうだ…
と話題が盛り上がりまして、その結果今回、
厚労省がデータの間違いを正式に発表
ということになったのです。
どんな間違いだったのかと言うと…
今回発表のデータの下の方の注釈欄に、小さ〜くこう書いてあるんですね。
簡単に言うと、
医師から提出される検査陽性者一人ひとりの「新型コロナウイルス感染症、発生届」には、ワクチン接種歴を書く欄があるのですが、全ての発生届のうち2〜3割は「未記入」だったそうです。その「未記入」の例を全て「未接種」に分類していたというのです。
僕も新型コロナの診療に携わっております(高齢者施設のクラスター対応もしました)ので、現場の医師の気持は良く分かります。
正直なところ
コロナ陽性が判明した患者さんに対しては「これからの治療」に全精力を傾けるので、その人がワクチン接種してたかどうかはそこまで重要ではない
のです。
もちろん、国の統計という意味ではワクチン接種歴は重要かもしれませんが、現場感覚としては2〜3割が「未記入」というのは「そんなところかな」という感じです。緊迫した現場で、そこまで余裕のある医師はそう多くはないのでしょう。
ただ、医師が「未記入」で提出した患者さんははあくまでも「未記入」であってその患者さんが「未接種」だったということではありません。8割の国民がワクチン接種をしているのですから、「未記入」の中にはワクチンを接種されていた方もかなりの割合で含まれていたであろうことは容易に想像がつきます。
これをそのまま「未接種(の陽性者)」のグラフにぽんと上乗せして計上してしまうと言うのは…はっきり言ってありえないですね。
ということで、2〜3割の「未記入」がそのまま「未接種(の陽性者)」に計上されていたのが、こちらのグラフで、
データの「ウソ」がバレそうになって公式に修正した後のグラフがこちら、
というわけです。
…国民は、「ワクチンは有効」というデータを見せられ続け、それでワクチンを打った人も多かったでしょう。
でも、そのデータが「ウソでした」…なんて
ゴメンでは済まされない!
ですよね。
ここは多くの国民が怒っていいところ(怒るべきところ)だと思います。
本当に呆れてものが言えません…。
もうモノが言えないのでここで終わりにします(T_T)
以上、「厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした…の衝撃」でした。
(補足)
なお、今回提示したグラフは40歳−64歳までの年代ものでした。その他の年代では、こうなります。
若い世代では「2回接種」の方が「未接種」より陽性者が少しだけ減っていますね。ただ、40代以降ではそれが逆転しています。
元の資料には10歳ごとのデータが載っていて、各年代ごとにその結果はまちまちですが、まあ、一言でおおまかに言ってしまえば、未接種と2回接種者では人口あたりの陽性者数はほぼ変わらない(若い世代ではワクチンの有効性が保たれてるけど、高齢になるに従ってその効果が薄れ逆転してきてしまっている)というところでしょうか。
また、3回目の効果については各年代、さすがに「3回接種」の人たちの中での検査陽性者は少ないようですが、年代によってはそれさえ逆転していることもあります。
以下は、65−69歳の4月25−5月1日まで(現在得られる最新のデータ)ですが、10万人あたりで未接種で検査陽性になった人より3回接種したのに陽性になった人の方が多くなってしまっています。
やはり、イギリス・スウェーデンと同じく日本でもワクチンの効果は減弱してきているのでしょうね。
もちろん、接種してすぐの時期(昨年の夏〜秋くらい)は効果が高かったのかもしれません。ただ、その時期のデータも全て「ウソ」だったわけですから、それすら検証のしようがない…というのが本当のところです。
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