松田学のニュース解説 新型コロナ最新情報 オミクロンの正体11
井上 正康 大阪市立大学名誉教授
蔓延防止等重点措置について
過剰なステイホームが、免疫力を含む様々な生命力を低下させることは事実です。ただ自粛は一昨年の方が厳しく行われたので、昨年6万人の超過死亡数が増えていると、この増加の主たる原因ではないのではないか。むしろ月ごとの超過死亡数を解析すると、ワクチンの接種回数と相関する。毎月死者が4,000人、最大10,000人以上も毎月ペースで増加している。直接的か間接的かは不明ですが、ワクチンが主因と考えるのが医学的常識です。
喉型の風邪コロナに変異したオミクロン株では、重症化率や死亡率は激減しています。それをPCR陽性者の増加でバカ騒ぎしているメディアと自称専門家を厳しく批判し、政府がエビデンスを元に政府が科学的政策を施行できるように正しい世論を形成することが不可欠です。そのための最重要課題がインフルエンザと同等の指定感染症の5類かそれ以下に格下げし、大半の開業医が患者を診察可能にして安心感を与えることである。それをしない限り、永遠にバカ騒ぎを繰り返して国が滅びてしまう。
各国で発生した子供への副反応について
最近、副反応に関するファイザーの内部資料を読んだが、それによると、成人でものすごい数と種類の副反応が早期に報告されており、子供の接種でも多くの副反応が報告されている。副作用は年齢、性別で大きく異なるが、基本的にはスパイクによる全身性の血栓症と血管障害が主因となっている。筋肉運動の多い男子では心筋炎が多く、厚労省ですら重篤な副反応と認めている。これは男の子のみならず、多くのスポーツ選手に見られている体調不良や死亡例の原因と考えられる。
女子では月経異常や不正性器出血の症例が多い。その他免疫系のバランス異常により、極めて多彩な症状が見られている。最近になってファイザー社もそのような副作用例を発表し始めているが、これは世界中で始まりつつある訴訟に対するアリバイ作り的な防御対策と考えられる。
何よりも全国の医師達が遺伝子ワクチンの危険性を正しく認識して、政府に正しい政策を要求すべきである。過去3年間、大半の医学会や研究会が中止やリモート会議になっており、医師達が重要な科学情報を学ぶ機会が失われている。現在様々な論文を読んだ全国の医師達が全国有志医師の会を立ち上げ、同僚医師や国民に対して遺伝子ワクチンに関する啓蒙活動を始めており、その活動内容を全国民に周知することが緊急の課題です。
カナダで植物由来のコロナワクチン承認
植物由来のワクチンはスパイクの成分ワクチンであり、遺伝子ワクチンと比べると危険性は低い。しかし、日本人にもコロナウイルスに対するADE抗体が生じていることが、大阪大学荒瀬先生の研究で明らかにされており、今後種類を問わずコロナワクチン接種を繰り返すことにより、海外のワクチン先進国と同様に感染爆発や日和見感染症が激増する危険性が高い。オミクロンのような喉風邪の病態にはワクチンではなく、通常の風邪薬を基本とし、重症化した症例では症状に特化した治療を行うべきである。
死因はコロナではない、という主張について
この記事では医師が、オミクロンが主流となり肺炎や呼吸不全で亡くなる方が激減した現在は、腎不全等の持病が悪化して亡くなる患者やがんが悪化して亡くなる患者、細菌性肺炎や敗血症で亡くなるなど死因が多様化していると延べている。この医師はこれがコロナによる死と考えているが、これらは免疫系異常により誘起される典型的な病態像である。昨年来、遺伝子ワクチンが自然免疫系を抑制して様々な日和見感染症やがんを激増させるとの国際論文が多数報告されだした。
抗原抗体複合体が腎不全を誘起させることは、古きより知られている事実である。日本では圧倒的多数がワクチンを2回接種しており、この医師が体験した患者症例の大半はワクチン接種により免疫病態を誘発した可能性が高く、これをオミクロンによる死因と考えることは基本的に誤りである。今後このような症例が激増することが強く危惧される。
感染高止まりの要因とは
日本のオミクロン株には北米型のBA1とBA2が主流である。後者のBA2の感染力はBA1の約1.2~1.3倍高いため、海外と同様に時間と共にBA2が上書きして増加するため、海外と同様に単一株による感染者数の低下速度よりも緩やかなカーブとなっている。オミクロンの大半は無症候性感染であり、無症状の者には医療は不要である。PCR陽性波の増減に振り回されずに、実際の重症者数に対応した政策を進めるべきである。
現在の日本では、がんや循環器系疾患が主な死因である。この際に大半のケースは、呼吸停止により死亡宣告されます。古くより風邪は万病の元、風邪は万病の源といわれているように、心臓病やがんで死亡する際にも、簡単な風邪による呼吸不全が肩を押す死因である。これは古今東西変わらない医学的事実であり、通常は病気の主因を元にがんで死亡とか、心筋梗塞で死亡と報告されている。藪医者とかメディアが主な死因をすり替えて報道すれば、過剰反応で人災被害を深刻化させかねない。
忽那教授がBA2が拡大する可能性がある、基礎疾患がある高齢者はブースター接種を、と言うことについて
恣意的にハムスターを用いた動物実験で、BA2の病原性がわずかに高いことを強調して人でも重症者が増える可能性を煽っている。しかし現在のワクチンには感染や発症を予防する効果がないこと、及び3回接種でも発症予防効果がすぐに低下すること事が判明している。逆にワクチン先進国のように、日本でも高齢者や基礎疾患がある方のブースター接種は、リスクを増大させる可能性が高い。
この教授はオミクロン感染症の世界的実体を無視して、ワクチン販売活動を行っているのではないかとすら思われる。接種により副作用が激増する可能性が極めて高い小児や被害者家族に対して、どのような言い訳をするのであろうか。
峰 宗太郎 ワクチンに重症化予防効果があるというが
ワクチン先進国で圧倒的多数が接種しているが、逆に感染爆発や様々な日和見感染症が増加して真逆の現象が起こっている。これが安全性を無視した遺伝子ワクチンの主作用であることが世界的に認められつつある。ワクチンには①感染予防効果、②発症予防効果、③重症予防効果、の3者が期待されてるが、ワクチン先進国でのブレイクスルー感染やブースター接種の感染爆発や重症者の続出により、期待されたこれら①②③のすべてがなかった事実が明らかである。ワクチン販売支援医師のコビナビ集団のひとりであり、当初から非科学的な発言を繰り返している。①②③に関して無効なことが判明する度に、ゴールを移動させて正当化し続けている。
また、普通の風邪ではこんなに沢山入院したり亡くなったりしないですね、について
オミクロンは感染者の圧倒的多数が無症候性感染であり、発症者での症状は鼻や喉等の上気道に限局する風邪の症状である。古くより風邪は万病の源といわれているように、既往歴のある高齢者などでは風邪は命取りになり得る。これは3年前まで古今東西の医学常識なんだと。今もその事実に変わりはない。
風邪との違いは、体内ウイルス量が減り始めてからも、さらに免疫が過剰な反応を示すことで、いわゆる間質性肺炎や呼吸不全が起こる。風邪では起きないというが。
これはイエス&ノーです。風邪やウイルス性肺炎でも様々な病態があります。アルファからデルタ株までは血管のACE2受容体を介して血栓症を起こし、肺の血管が閉塞することにより間質性肺炎が起こります。一方、上気道や肺の粘膜組織表面から感染するインフルエンザでは血栓症は起こらず、混合感染などでウイルスなき肺炎と呼ばれて重症化します。この場合や質の悪い風邪をこじらせた場合と同様に免疫過剰反応で病態が悪化します。(新型コロナに限ったことではない)
変異を防ぐために感染を防止するのか
はい、通常のウイルスでは部分的に正しい。しかし、新型コロナでは世界中が感染抑制に失敗しました。その理由は、分子時計により約2週間に1回の速度でランダムに変異し続けるためであり、ワクチンはその変異圧を逆に高める効果があります。
ワクチン死亡の因果関係は無いから安全だというが
ワクチン接種と生じた病態との因果関係を証明することは極めて困難です。多くのワクチンが証拠を残さないからです。第5派まではウイルスのスパイクによる血栓症が病態の本質であり、ワクチンの副作用の病態もスパイクによる血栓症と血管障害が主体であり、反復接種では自己免疫的病態が誘発されます。しかし、上気道粘膜組織に限局的に感染するオミクロンでは、スパイクの分子構造が32カ所以上も変異して性質が激変し、世界的に血栓症や血管障害が誘起された症例は見られなくなりました。
このために血栓症や血管障害を誘発する武漢型ワクチンで生じるスパイクと、オミクロン株以降のスパイクを分子レベルで比較すると、真の犯人が特定可能です。そのためには、傷害された組織のサンプルが必要となり、病理解剖あるいは組織標本が必要となります。今後ワクチン被害で死亡された際には、ご遺族が病理解剖を依頼される事を強く勧めます。
オミクロンの後遺症はこれまでよりきついか。
これは大嘘です。普通の風邪も喉や咽頭の粘膜に感染します。3日寝ていたら大半は治ります。感染力の強いオミクロンで発症した場合に同様の症状が出ます。第5派までのACE2標的型コロナでは、脳を含む全身の血栓症や血管障害で様々な症状が見られます。その中で脳の血栓症や脳の血管障害では後遺症が起こり得ます。これは武漢型スパイクを産生させる遺伝子ワクチンでも同様です。
オミクロンの出現により、世界各国がノーガード戦略に移行しあらゆる規制を撤廃している。WHOですら、パンデミックは終わっていないが深刻化するウイルス病態ではなくなったので、過剰反応しないようにと発言している。私はこれを無症候性パンデミックと呼んでいる。130年前にパンデミックとなった元祖コロナウイルスによるロシア風邪は、ワクチンもないのにわずか1年で終息し、130年間も人類とウイズコロナ状態で共存してきた。
100年前のスペイン風邪では、中毒量のアスピリンが乱用されたために第2派で多くの被害者を出したが、次の年に投与を中止したことにより自然収束し、それ以降人類は100年間ものウイズインフルエンザで痛み分け共存をしてきた。しかし、オミクロンの出現により新型コロナの終焉に加え、凶暴で重症化率が高かったインフルエンザの被害がなくなり、喉風邪の時代が到来したと考えられる。