ワクチン接種後に後遺症に苦しむ人たちが発起人となって立ち上げた『ワクチン後遺症患者の会』です。
発起人は後遺症に苦しむ6人、そして支援者として
長尾 和宏(医師 長尾クリニック院長)
宮沢 孝幸(京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授)
青山 雅幸(弁護士・前衆議院議員)
鳥集 徹(ジャーナリスト)
一柳 洋(元横須賀市議会議員)
早田 雄次郎(一級建築士・早田雄次郎建築設計事務所主催)
浜地 道雄(国際ビジネスコンサルタント)
小宮 亜里(編集者)
ワクチン後遺症患者の救済を求めます
2021年2月から、新型コロナワクチンの接種が開始されました。医療機関や集団接種会場で接種が推進され、すでに我が国では1億人以上が接種を受けたとされています。
このワクチンについては、接種が始まった当初から感染予防や重症化予防などメリットを強調する情報が大量に流され、今でも、テレビを初めとしたマスコミやネットニュース、Youtubeなど様々なメディアで、機会があるごとに接種を促す情報を目にします。それらに背中を押されて接種を受けた人も多いのではないでしょうか。
しかしながら現実には、厚生労働省に報告されているだけでも、接種後の死亡者は1387人、重篤患者は5931人にのぼっています。(2021年12月3日公表分まで)。そして、報告されている以上に、明らかにワクチンによるとしか思えない後遺症に苦しむ人が、非常に多く存在しています。
その症状は、呼吸困難、胸の痛み、動悸、異常な倦怠感、しびれ、筋肉のまひ、頭痛、めまい、ブレインフォグ(脳に霧がかかったような状態)など、非常に多岐にわたります。しかし、そのほとんどは治療法が確立されていません。
学校に行けなくなってしまった子供たちや、家事が出来なくなってしまった人たち、働けなくなり、経済的困難に陥った人も多数存在しています。しかしながら、予防接種後健康被害救済制度があるといっても名ばかり。国の接種推進の裏で、ほとんどの人が救済されていないのはご存じでしょうか。
2021年12月からは、3回目の追加接種も始まりました。これによって、さらなるワクチン後遺症患者が増えるのではないかと懸念しています。また、たくさんのワクチン後遺症患者が、医療機関でまともな治療を受けることが出来ず、治療費や生活費の援助もないままに、心身ともに追い詰められていくのではないかと不安に感じています。
こうしたワクチン後遺症患者を救うためにも、第一に政府やマスコミがその存在を認めることが不可欠です。私たちは政府に対して、ワクチン後遺症患者の実態調査を行うとともに、後遺症への補償、治療費、生活費の援助、医療機関による受け入れ体制の充実、治療法の研究、開発を進めるよう強く求めます。
〈最後に〉
治療法が手探りの中、私たち患者に寄り添って治療にご協力下さっているお医者様、私たち患者の声を拾って下さるメディアの方々、私たち患者の回復を信じて応援下さっている皆様へ。心より感謝申し上げます。
2021年12月5日 ワクチン後遺症患者の会 発起人・支援者一同
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