新型コロナワクチン接種に無料接種の最後の機会だとして2倍の人が詰めかける。紅麹に毒性があるという疑いが報道されると、スーパーの棚で食品の裏にある原材料表示をチェックする人たち。何が本当に危険なのか分らず、厚労省発表やメディア報道によって翻弄される人たち。自分で調べて判断しない日本人はもう終わっています。5月に予定されるIHR改定も、このままではすんなり通ってしまう可能性が大きいでしょう。日本人にとって最後の分かれ道だと思いますが。
コロナワクチンの毒性や作用機序が分らないのではなく、警鐘を鳴らす人がいないのでもない、声を上げて反対する人がいないのだ。
紅麹は、中国が起源とされる発酵食品で、米などの穀類をMonascus属の糸状菌で麹菌の一種である紅麹菌で発酵させたものです。その赤色から「紅麹」と呼ばれています123。
この紅麹は、健康効果が知られており、古くから中国や台湾で使用されてきました。紅麹は、血行促進や内臓を温めるなどの効果があり、中国では紅酒や老酒、紅乳腐製造に利用されてきました。また、薬膳の材料としても重宝されています12。
紅麹は、2000年以上前から食用として使用されていたことが記録に残っており、その歴史は古く、中国や台湾では「紅麹煮肉」や「紅酒」などの記載がある書物にすでに広まっていたと考えられています13。
この古くから注目されていた紅麹は、血流促進や内臓への作用が具体的に記されている中国の薬学書にも登場しており、その健康効果が知られていました。紅麹は、紅酒や豆腐ようなどを作り出す際にも利用され、発酵によって生み出されたさまざまな成分が含まれています123。
紅麹の製法は、蒸した米に紅麹菌を加えて培養することで行われます。この伝統的な製法には「固体培養法」と「液体培養法」の2つがあります。紅麹は非常にデリケートで、特定の環境下でなければ育たず、雑菌にも弱いため、中国、台湾、沖縄の一部の地域でしか製造されていないのです13。
コロナワクチン駆け込み接種、都庁会場に2倍近くの人…無料は31日まで
東京都庁
新型コロナウイルスワクチンの無料接種が31日に終了する。東京都内で最後まで残る都庁(新宿区)の北展望室の大規模接種会場には今月に入り、「駆け込み接種」で通常の2倍近い人が訪れており、都は、受付時間を拡大するなどして対応している。(岡本立) 【表】新型コロナにかかった際の自己負担、4月からこう変わる
都庁第1本庁舎の45階にある北展望室。22日夕、親子連れやスーツ姿の男性らが4か所のブースに次々と入り、接種を受けていた。小学生の子ども2人を連れて訪れた八王子市の会社員女性(44)は「地元で予約が取れず、困っていた。まだ感染が落ち着いたとは思えないので、これで少し安心できるかな」とほっとした様子だった。
都が北展望室に接種会場を設けたのは2021年6月18日。当初は、東京五輪・パラリンピックの大会関係者らが対象だった。同25日には、南展望室も接種会場となった。展望室を選んだのは、「景色の良い場所なら、多くの人が接種を受けに来てくれるのではないか」(都幹部)との思惑もあったという。
ただ、展望室ならではの苦労も。ワクチンは紫外線に弱いため、大きな窓から差し込む日光を避け、冷凍庫から出したらすぐアルミホイルで覆うようにした。冷凍庫はフロアの電気容量が足りず、別の階にも設置。ワクチンが足りなくなるたび、スタッフがフロアを行き来した。都幹部は「とにかく、ワクチンが駄目になって使えなくなるのを防ごうと必死だった」と明かす。
都の接種会場はピーク時の21年夏には約20か所に達したが、感染状況の落ち着きとともに徐々に閉鎖された。南展望室は22年8月に役目を終え、一般開放を再開。北展望室とともに今月まで残っていた千代田区の教職員互助会三楽病院の会場も、29日に閉鎖された。
接種は4月から、高齢者や重度の基礎疾患を持つ60~64歳の人を除き、原則、全額自己負担(1回あたり1万5300円程度)となる。詳細は未定だが、接種を希望する場合、インフルエンザなどと同様、自身で医療機関などを探して受けに行くことになるという。
そのため、今月中に接種を受けようとする人も多く、1~2月は1週あたり1000人前後だった北展望室会場の利用者は、3月に入ると徐々に増加。第4週は約1800人に上った。
接種希望者の急増を受け、都は会場の運営日を1日増やし、31日の日曜も受け付けることにした。30、31日は、受け付け開始を2時間前倒しし、午前11時(予約がない場合は正午)とする。
都の接種会場で接種を受けた人はのべ202万人で、うち都庁の利用者はのべ70万人以上に達する。都医療体制整備第2課の木村圭介・ワクチン担当課長は「4月以降にウイルスがなくなるわけではない。最終日までに一人でも多くの人に接種を受けてほしい」と話した。
「相談センター」今月末で廃止
都の新型コロナウイルス対策は4月から大きく変わる。
都民からの相談対応や医療機関の案内を24時間電話で行ってきた「新型コロナ相談センター」は廃止される。発熱するなどして医療機関を探す場合、他の病気と同様、都の医療機関案内サービス「ひまわり」(03・5272・0303)などに問い合わせることになる。
後遺症について、都のホームページで受診できる医療機関の公表は続くが、都立病院に設置していた相談窓口は終了する。一方、ワクチンの副反応に関する相談センター(03・6258・5802)は継続する。感染の再拡大に備え、感染防護服やコロナの検査キットの備蓄も当面は続ける。
小林製薬の紅麹サプリから「プベルル酸」が検出されたものの腎臓への影響は現時点では不明、とのこと。
「紅麹」も「プベルル酸」も腎臓への影響は現在のところ不明ですが、一方新型コロナワクチンは接種後に「腎疾患」を発症したという論文が多数でています。… pic.twitter.com/SGnIJasah5
— 森田洋之@コミュニティードクター/医療経済ジャーナリスト/「医療」から暮らしを守る医師/音楽家 (@MNHR_Labo) March 29, 2024
紅麹ってどんな食べ物なのか調べたら、2000年以上の歴史を持つ発酵食品だった!
小林製薬が販売している「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した方が、腎臓の病気などによって3月28日現在で入院患者は106人、残念ながら死亡に至った方は4人にのぼっています。
また、紅麹を使用した食品やサプリメントを自主回収する企業も多く、経済的な損失も深刻といえるでしょう。
そこで、小林製薬の紅麹はどのようモノだったのか調べて見ると、中国を起源とした2000年以上の歴史ある発酵食品でした。
米などの穀類を紅麹菌で発酵させた発酵食品
小林製薬の公式サイトによると、紅麹とは米などの穀類をモナスカス属の糸状菌で麹菌の一種である紅麹菌で発酵させた食品で、赤色をしていることから「紅麹」と呼ばれているそうです。
中国が起源で2000年以上の歴史を持ち利用は多岐に渡る
紅麹とは中国を起源とする2000年以上の歴史を持つ、発酵食品で次のような使い方がされています。
- 紅麹が食用として使用されはじめたのは2000年以上前
- 中国や台湾では「血行促進」「内蔵を温める」健康効果が知られていた
- 肉の加工や酒の製造にも利用されている
- 調味料・食品用防腐剤・天然着色料としても利用されている
紅麹はこのように高い健康効果があり、さまざまな食材や酒類、防腐剤としても利用できることから、多くの企業が紅麹を使っていたと思われます。
中国や台湾では、2000年前から紅麹利用が分かっているため、中国や台湾で紅麹による健康被害が過去にあったか調べて見ました。
中国や台湾では被害情報はなし!フランスではシトリニンによる健康被害の事例がある
中国や台湾での紅麹による健康被害情報は見つかりませんでしたが、フランスでは2014年ごろに紅麹菌が作り出すシトリニンにて、筋肉や肝臓障害の事例があります。
しかし今回の小林製薬の紅麹は、シトリニンを作り出す遺伝子を持たない紅麹菌なので、シトリニンが原因ではないようです。
小林製薬の紅麹の製造法は「長熟発酵」製法
小林製薬の公式サイトでは、紅麹の製造方法を次のように説明しています。
伝統製法「固体培養法」とは
固体培養法をベースにした伝統製法とは、1000年前の書籍にも記載のある次のような製造法です。
- 洗った米を蒸して冷ます
- さらに二度蒸しして冷ます
- ここに紅麹菌を加えて混ぜる
- 紅麹菌が均一になるように整えて約10日培養
- この間に水やりを3度に分けて行う
- 温度と湿度の管理をしながら慎重に培養を継続
- 最後に乾燥工程を経て完成
小林製薬では古来よりの製造方法に、独自のノウハウを組み合わせて紅麹を製造しているようです。
この製法では単純に紅麹菌を発酵させるだけなので健康被害など全く問題ないため、今回の健康被害は謎に満ちているといえるでしょう。
紅麹はさまざまな食材に利用できる万能調味料
調べて見ると紅麹はサプリメントよりも、さまざまな食材の調味料として利用されています。沖縄では究極の長寿食と呼ばれている「豆腐よう」は、豆腐を泡盛と紅麹、米麹を混ぜた漬け汁に長期間漬け込み、発酵・熟成させたもの。
また、台湾の長寿島で有名な「馬祖島」の伝統料理には、あらゆる料理やお酒に紅麹が使われています。
クックパッドでは紅麹のレシピが248品
このようにクックパッドでも、紅麹を使った料理がたくさん存在しています。
紅麹でなく「未知の成分」が健康被害を起こしている
沖縄や台湾の「馬祖島」などの地域では、実際に紅麹を使った料理などを食べており、健康被害どころか世界中でも長寿地域であることが証明されています。
さらに、国内でもクックパッドを見れば分かるように、一般家庭において紅麹を使った料理を作り、多くの方が紅麹を摂取しています。
これらのことから分かるのは、極めて遺憾とされる健康被害が起きたのは小林製薬の紅麹を含んだサプリメントであり、紅麹自体には問題はないということでしょう。
そうでなければ、紅麹を摂取している方は多く、とっくに大きな問題になっているはずだからです。
確かにどこに問題があったのか解明されるまでは「未知の成分」となるため、恐怖感がぬぐえないのが現実です。ただ、現在家庭にある紅麹が悪影響となる訳ではなさそうなので、破棄などしない方がよいでしょう。一刻も早い原因解明が待たれます。
サンデージャポン 小林製薬”紅麹”の健康被害問題 東京工科大学名誉教授 今井伸二郎さん「全くこれは一種の風評被害に近いと思っている。何百年という期間、食べられていたものであって、そういった報告が一切ないという事は食べ過ぎていなければ基本起こらない」 pic.twitter.com/IAVSsPrzuJ
— himuro (@himuro398) March 31, 2024