めまい

睡眠時無呼吸症候群とは何か 自分で治せるか

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NHK画像より

いびきをするときの軌道の状態

いびきは危険な病気のサイン!?原因・対策・治療法

SAS:Sleep apnea syndrome『睡眠時無呼吸症候群』について解説します。医療サイトにある病気の解説は低レベルで、おかしな解釈や効果のない治療法などが記載されていますので、本当に必要なことだけをお話しします。ここではNHKの画像を使いたいと思います。なお、このページでは解決法の解説はしておりません。右サイドにあるリンクから探してみて下さい。

睡眠時無呼吸症候群とは寝ているときに気道が狭くなって、下の付け根が気道に落ち込んで塞がり、呼吸が出来なくなる症状ですね(閉塞と開通を繰り返す)。舌の付け根が気道に落ち込むというのは、眠ってしまうと力が抜けて筋肉が緩むためですが、このことが様々な問題を引き起こしています。

睡眠時無呼吸は、睡眠中に無呼吸が繰り返し起こる病気です。正常な人では仰向けに寝ても、のどの奥は十分に空気の通り道が保たれていますが、睡眠時無呼吸の人では、仰向けに寝ると、のどにある軟口蓋が下がり、気道の間が狭くなってしまいます。さらに、舌の根もとも落ち込んでしまうようになり、ますます気道が狭くなってしまうのです。こうした無呼吸を、とくに閉塞性睡眠時無呼吸といいます。一般に、”睡眠時無呼吸”という場合は、この閉塞性睡眠時無呼吸のことを指します。
閉塞性無呼吸の多くは、肥満によって引き起こされます。これは、のどのまわりなどに脂肪が蓄積し、仰向けに寝ることで、気道を圧迫するからです。

上の文章はNHKですが、線を引いたところ、肥満によって引き起こされるというのはデマでしかありません。おそらくは肥満によって脂肪がつきやすくなり、首の周りにも脂肪がついて気道を狭くするという単なる推測だと思いますね。実際はどうかというと、肥満でも無呼吸にならない人はいるし、痩せていても顎の骨格の問題で無呼吸になる人はいます。私は最近体重が増えてしまいましたが、全然大丈夫です。無呼吸で受診する人に肥満傾向が多いという感触や観察だけで言っていると思われ、これは信用できません。前向き調査でRCTをやった結果ではないためエビデンスに乏しいのですね。

呼吸に無理がかかってしまう結果、肺や心臓を悪くする危険性があります。狭心症というのはとても苦しく、胸が締め付けられる痛みが襲ってきます。これを繰り返すと、無呼吸が治ってもしばらくは狭心症発作が続くことになり、手当てをしないと心不全になります。他にも高血圧や脳梗塞、不整脈の可能性があります。つまり放置していては治らないだけではなく、様々な重篤な疾患に罹る危険性あります。

現在治療として行われているのは歯科によるマウスピースで下顎を前に出して固定する方法と、強制的に陽圧を送り呼吸させるCPAPという器械です。どちらも楽ではありませんので、適応にならないケースがあります。マウスピースは寝ているときに顎を固定するため、段々我慢できなくなって不適応になることもあります。この方法は比較的軽症の人に使うものですが、体験者としてはどうも固定されることに我慢できず、だからと言って、それで呼吸が楽になるわけではありませんでした。呼吸が止まる中で顎は固定され、何もメリットがなかったように思います。

睡眠時無呼吸の検査

そしてCPAPですが、自分の場合は気道がピッタリ塞がってしまうようで、不適応でした。最初は耳鼻科で処方されましたが、そこの診療台に寝た状態になると、ピッタリと気道が塞がれてしまいます。医者が『これじゃダメだ』と言い、さっさと返却しました。歯科の診療台でも水平に(近く)されると、もう息が出来なくて苦しいのですね。AHIの数値とは別に器質的に不適応だったようです。

CPAPは気道が塞がるものに対して無理矢理空気を送り込むため、下手に呼吸をすると蒸せるようになり、苦しかったのを覚えています。鼻マスクの横から漏れてくる空気で目が痒くなり、音も大きいため眠る所ではありません。

それでどうしたかというと、耳鼻科が言うには喉の部分を切除するということでした。しかし、考えてみれば1回切除しても、しばらく経てばまた同じような状態になるだろうことは想像できますね。当時の手術の成績は半分程度で、やったところで完治できるわけでもなさそうでした。そして医療に頼ることは諦めたのですね。

そしていきなり現在の状況に飛んでしまいますが、診療台で水平にされても全然大丈夫です。寝ているときでも気道が閉塞するようなことは起こりません。これは医療で対応できる問題ではないのではないかと思っています。経験者から言わせてもらえば、マウスピースは顎の筋組織に負担がかかり違和感が大きくなります。CPAPは一見して問題なさそうに見えますが、対症療法でしかなくて治ったわけではないということです。

手術などはやってもそれで何年持つのかというところですね。結局これらのものは対症療法でしかなく、治療の名に値しません。一生マウスピースやCPAPをやり続ける事は可能でしょうか。自分ならとても無理だというでしょう。ただし、体重が減っても治りません。だから自分で治していく、これが一番だと思うのです。過去記事に改善してきた履歴を書いてあります。参考にして下さい。

改善道場再開します

 

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