睡眠時無呼吸 その方法では(治るものも)治りません
このページに辿り着いたあなたは、すでに様々な情報に接してきたことと思います。本題は一番最後に持っていきました。まずはここからお読みください。
睡眠時無呼吸症候群を解消するために、役に立つものはありましたか?もしあったら私にも教えてください。
まずは痩せること、体重を減らすこと、タバコやアルコール飲酒をやめること、などが言われています。
日本人は医療や医師を信用する傾向が強いと言われます。国民皆保険制度が充実しており、安い料金を支払えば質の高い医療を受けられる事情もあるでしょう。世界的にも珍しい事例だと言えるでしょう。
TV番組が大流行ですね。名医に聞く、主治医は見つかる、新しい治療法が見つかった、最新医療情報、遺伝子治療はここまで来た、知らないと恐ろしい
・・・・しかし、その裏で何と夥しい数の医療過誤が生まれていることを知っていますか?患者の取り違いと点滴ミス、内視鏡、腹腔鏡手術による連続死亡事件、メーカーと大学病院による降圧剤のデータねつ造事件、事件にまで至らなくても薬の過剰投与、多剤大量処方、風邪をひいたくらいで7種類もの薬を処方し、患者は疑いもせず持ち帰る。
検査漬け、薬漬けで患者の身体はどんどんダメージを受けてしまうことを御存知ですか?
クスリを代謝して無毒化する腎臓や肝臓は、大きな負担を強いられているからです。
御存知ですか?といったのは、クスリばかり飲んで喜んでいる人がいるからです。
もう一つ、医療はビジネスだという事を御存知ですか?
金儲けの手段だという事です。医療の世界にも、如何にして患者を多く集め、沢山の診療報酬を取り続けられるか、という利益至上主義が支配しています。
そこに餌をばら撒いているのが製薬メーカーのMRです。医薬分業で沢山処方箋を出しても儲からないと思うかもしれませんが、彼らは多くの奨励金やキャンペーンを使って自社のクスリを使ってもらうようキックバックをしています。
顕著な例では、自社に有利な研究論文を書いてもらうよう実験に協力し、資金提供します。もともと製薬メーカーが企画立案したものに医師が乗っかるだけですが。またセミナーや講演会を開催して、莫大な講演料を医師に払います。
TVに出てくる名医という人の中に沢山いるのではないか、と思いますが如何でしょうか。これらの番組は製薬メーカーがスポンサーだという事は、御存知ですね。
臨床治験のデータ改ざん問題(降圧剤)で、ノバルティスファーマや武田製薬の名前が挙げられたのは記憶に新しいですが、データまで変えて厚労省に申請する厚かましさには驚きますね。
このような訳で、医師は患者が治ろうが治るまいが、知ったことではありません。診療報酬と薬の奨励金を沢山稼げればそれで良いのです。ある精神科医が、自分の患者が自殺したという知らせに対し『あ、そう』の一言で終わったそうです。
何年も治療に通って治らない患者に対し、医師の方からお見舞いの電話をもらったという人が1人でもいますか?
TVばかり見ていると、医療が万能で何でも治せるし、時間が経てば夢の遺伝子治療が実現するかのように思ってしまいます。しかし遺伝子治療には莫大な治療費がかかりますから、お金持ちしか利用することが出来ないのです。TVの洗脳する力には本当に驚かされますね。
ところで、医療で治せない病気は沢山あります。糖尿病患者、人工透析患者、そして精神疾患患者です。医療の発展に従って患者数は減少し、病気自体が無くなるはずではなかったでしょうか。
ところがこれらの患者数は増加し続けています。検索してみてください。
いずれの病気も生死に直結します。精神疾患で生死というと信じられないかも知れませんが、多剤大量処方のためクスリの副作用で死亡します。
もうそろそろ医療と医師を盲信するのはやめて、距離を置いた付き合い方をするべきなのではないでしょうか。
ここから本題に入ります。
実は先に述べた前置きの部分が、睡眠時無呼吸症候群にも当てはまります。
睡眠時無呼吸症候群と診断された人は、マウスピース(スプリント)かCPAPを使っていることと思いますが、これらを装着しても治ることはありません。気道が狭くなるのを防ぐという対症療法です。
寝る時には装着しなければならず、このままだと一生使い続けなくてはならない訳です。もし装着しなかったら体内が酸素欠乏状態となります。
数分間にわたって呼吸が出来ない状態が繰り返し続くと、全身にダメージを及ぼします。放置すると、心疾患となる危険性が大です。
閉塞性睡眠時無呼吸の原因は、空気の通り道である上気道が物理的に狭くなり、呼吸が止まってしまうことにあります。
そうであるなら物理的に広くすれば良いではないか、という事で考え出されたのがCPAP。要は無理やり気圧をかけて空気を送り込んでやれば問題解決、という訳です。何とも単純な発想ですね。しかし寝る時は一生使い続けなくてはなりません。
口腔内に装着するマウスピース(スプリント)も下顎を少し(1~2㎝)前に出してみると、気道が確保できるということから軽症の人に有効ですが、やはり一生使うことになります。歯科の治療で歯並びが変わる為、再加工するか作り直しが必要。
では何故、上気道が狭くなるのか?
首や喉(のど)の周りに脂肪が付き上気道を狭くすることが言われています。ほかに扁桃肥大、アデノイド、喉ちんこ(口蓋垂)、舌の付け根が大きい、などのために上気道を狭くします。
また日本人の場合、解剖学的に下顎の骨格が小さいため、上に挙げた症状があると上気道が閉塞しやすくなります。
以上が閉塞性睡眠時無呼吸の説明です。
当然のことながらこの病気を治そうとすれば、脂肪を減らすために体重を落とす、扁桃やアデノイドは治療する、場合によっては喉の奥を手術で切り落とす、などがあり、アルコールやタバコは厳禁です。
この方法では治りません
一見、もっともらしい説明ですが、自分で治した立場から言わせてもらえば、根本的に間違っています。
顎が小さいだの脂肪が付いているだのというのは、睡眠時無呼吸の患者を診察したらそうだったというに過ぎません。
顎の小さい人が全員睡眠時無呼吸になりますか?
肥満の人が全部睡眠時無呼吸になりますか?
もう一つ、昔からこの病気はありますか?
顎の骨格が原因なら、昔の日本人だって同じように睡眠時無呼吸になって当然ですよね。
いいえ、これは最近のことです。この病気は現代に特有の病気なのです。
現代の医療は、この当たり前の事すら分かっていないのです。
患者の皆さんは、現代医療のレベルを疑いの目を持ってよーく観察しておきましょう。
睡眠時無呼吸の本当の理由、即ち、なぜ気道が塞がるのかについて、このサイトの他のページで詳しく説明しています。
PSG体験談から
ところで最近、私がPSG検査のため1泊2日で入院した時のことです。病棟個室で入院の注意事項や検査説明を受けていると、臨床検査技師と共に一人の人物が、手荷物を持って現れました。
この人物は医療検査機器メーカー、テ〇ジンの担当者です。手荷物の中身はCPAPです。検査終了後に持ち帰り家で使用するため、使い方の説明に来たのです。
私は『依頼した覚えがない』と断ろうとすると、CPAPで呼吸のデータが得られるから一日だけでも使ってください、とのことです。仕方なく持ち帰り、数日後に宅配便で送り返しました。
そうです、患者は申し込んでもいないのにメーカーの人がCPAPを持ってくるのです。もちろん料金の請求はありませんでした。
これが何を意味するか、もうお分かりですね。すでに病院は特定の業者と結びついているのです。
もしかするとPSGの結果解析も、この業者任せなのかも知りません。
もう一つ補足しておくと、臨床検査技師は私の電極装着が終わると、翌朝まで現れませんでした。という事は帰ってしまった、という事ですね。
実は過去に2回PSG検査を受けていますが、いずれも臨床検査技師は離れた部屋でずっとモニター監視していました。体位の変換の様子、電極が外れていないか、呼吸の状態、眠れないかどうかなどを、常に観察しています。
ところがこの病院では、観察者がいません。トイレの時は看護師を呼んでください、と言いますが、看護師はPSGに関して素人ですから、上に挙げた項目を実施できないと思いますが。結局トイレの時に来てもらうだけの看護師さんでした。
ここで困るのは、起きている時と寝ている時の違いをどうやって識別しているのか、です。実はPSG検査開始から1時間は眠っていませんし、午前3時半から8時半の検査終了までは、椅子に座ってTVを見ていました。
しかしもらったデータを見てビックリ。今挙げた時間帯には低呼吸として記録されていたのです。一体どうして座った状態で低呼吸なのか。
この測定機械によれば、普通の呼吸はすべて低呼吸として記録されているのでないか、思う訳です。本来臨床検査技師がモニターで監視すべきものを、誰も見ている人がいない状態になってしまいました。
\50,000超の検査料金(入院料含む)にしてはアバウト過ぎませんか。
睡眠時無呼吸症候群は、今や医療ビジネスとして定着しつつあります。
いい加減な問診票を作りスクリーニングと称して患者を簡易検査へ導入し、1泊2日のPSG検査からCPAPやマウスピースへと移行させれば医療機関と医療機器メーカーは儲かる一方です。
患者はどうせ治らないのだから一生使ってくれるし、月に一度は診察に来てくれるわけです。
治せもしないのに高額な検査料金を取り続けて患者を繋ぎ止める。
あなたは、何かおかしいとは思いませんか?