めまい

顎関節症と体験談、そして改善まで

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ここでお話しするのは自分の体験談です。顎関節症は痛みが強いのが特徴ですから、役立てて貰えるならという意味です。もしあなたの体験と重なるところがあれば改善できる可能性があります。しかし、皆が同じ症状であるという保証はありませんので、注意が必要です。体験談は症状をもつ人にとって重要ですが、同じ方法を取ったからといって必ずしもうまく行くとは限りません。

このページでは解決法についてご案内はしていません。知りたいという方はページの上にあるリンクから、または右のお問い合わせから質問していただく方法もあります。過去記事も参考になると思います。

自分が顎関節症になったのは睡眠時無呼吸症候群になったときです。あるいはその後だったかも知れません。はっきりこの時というのではなく、気がついたらそうなっていたということです。なお、私は複数の病気に同じ時期にかかったため、顎関節症以外の話も出てきます。

睡眠時無呼吸症候群は寝ているときに呼吸が止まる、または低呼吸の状態になることで心臓に負担がかかる病気です。この状態を繰り返していると身体は酸欠状態になり、寝ているといっても苦しいわけです。その苦しい中で無意識に歯のかみしめが起こります。この期間が長ければ長いほどかみしめが強くなり、重いものを持ち上げる時のように食いしばるようになります。最初は下顎を前に出すマウスピースを作りましたが、気道の閉塞が強いためか無効です。強制的に陽圧を送るCPAPは不適応で使えるようにはなりませんでした。

何年もその状態が続いたため歯がグラつき始めました。噛みしめるストレスが歯茎にかかり、痛みでじっとしていられなくなる時もありました。歯の方も悪くなってかなりの本数を抜糸することになりました。奥歯がほとんどダメになってストレスかかっていると麻酔が効かないようですね。本当に激痛です。ということで現在は奥歯がほとんど無い状態です。部分入れ歯を作りましたが、ほとんど使う機会はありません。

顎関節症の診断は歯科大学病院で受けました。その当時は病名が新しくて、まだ治療法がなかったのですね。東京に難治性(または重症)患者専門の歯科医院でしばらく見てもらったのですが、どのように治療するのかと聞いてみると、マウスピースで矯正してその後インプラントにするということです。マウスピースと聞いてこれはダメだと思いました。

以前に作ったものは顎を無理な位置で固定するため、その部分にストレスがかかり続けとうとう付けていられなくなりました。下顎を前に出してその位置で動かないように固定するというのですが、固定すればその部分にストレスがかかって痛みが出てくるのですね。痛いからやめたくなるのです。早々にそこの歯科はやめることにしました。

やめたのは良いのですが、そこからは自分でやれるところまでやるということになりました。顎が左にずれているというので反対側に合わせ、あくびを大きくするときにまた反対側に合わせて、ズレを直そうとしました。また耳のすぐ隣が顎関節なので、そこをこまめにマッサージし、下顎に沿ってマッサージをしました。自分でマッサージをすると少し良くなるんですね。

それから通常は上の歯と下の歯はくっついてはいないそうです。少しの隙間があるそうなので、意識して歯と歯が当たらないように意識しました。これを繰り返していけば治るかと思いましたが、しばらく経つとまた同じように痛みが出てきます。そうこうしているうちに、自由に話せなくなっていることに気がつきました。しゃべることが何故だか分かりませんが不自由なのです。発音がはっきりしない、呂律が回らないという方が分かりやすいかと思います。

そういえば以前から人と話しているときに顎が疲れるのを感じていました。ちょっとなら良いのですが、1時間2時間も人としゃべっていると、もう疲れてしまって、くたくたです。その症状は徐々に進んでいるように思います。でもおかしいですね、脳出血の病歴もないし、知らないうちにかかっていたのかもと。自宅で発声練習をしましたが、あまり効果はありません。

そして改善道場でやっているメニューを実施してその原因を解消することが出来ました。やはり顎です、下顎にポイントがあると分かりました。上顎は頭骨にくっついているのでズレようがありません。顎関節をいくらマッサージしても良くならなかったのは、そこが原因では無いことを示しています。それはマウスピースで固定しても同じように効果は無いと思います。続けると痛いだけで、付けるのもイヤになります。段々イライラしてくる。恐らくこれは歯科の勘違いでしょうね。

しゃべると顎がダルくなるというのはおかしいですね。それ以来は話すことが無理なく出来るようになり、後は自分でズレを治していくだけです。しゃべることが出来ないについては以下を参照

顎関節症になると話しにくくなる?(滑舌悪い、声が出ない、声枯れ) | 新宿デンタルオフィス~顎関節症・噛み合わせ矯正治療センター (shinjuku-dental.com)

話づらい. 顎関節症になると話がしにくくなることがあります。. これは顎の筋肉が正常に働かなくなるためです。. また顎の筋肉と舌の筋肉、そしてのどの筋肉が連結してしるために起こります。. また、これらのの筋肉は顎を動かす神経と同じ神経で動いているものが多いのも理由の一つです。. 更に、顎が悪くなることで舌やのどがうまく動かなくなるということが起こります。. そのため、顎関節症になると、話しづらくなったり、ろれつが回らなくなったりする症状が起こることがあります。. 顎関節症の方は、サシスセソ・ガギクゲゴ・ラリルレロを早口で言いづらくなる傾向にあります。

最後に言っておきたいことは、顎関節症だからと言って何でも固定したがる傾向には、固定すれば良いものではありませんと言いたいのです。『おい!思いつくところはそこじゃないだろ』と言いたいのです。多分うまく行かない。無理な固定によってストレスがかかり、筋肉を痛めることにも繋がりかねないからです。どうもネットで見た限りですが、歯科は顎関節症には固定が良いと思っているらしいのです。

まずはストレスがかかっている筋組織と関節を緩めることから初めて、自分で元の状態に戻すことが一番良いと思います。

間違ってもレーザー照射や痛み止めを飲まないように。もっと楽に改善できる方法があるのにと思います。

改善道場再開します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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