睡眠時無呼吸

これが証拠2 睡眠時無呼吸

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

evidence based medicine=根拠に基づく医療

データを出さなければ誰も信用しないでしょうから、ここに提示します。また、このページは続きなので⇒『これが証拠1 睡眠時無呼吸、低呼吸』を先に読んでください。

たなか内科2016年11月1.jpgたなか内科2016年11月2.jpgクリックで拡大

 2016年11月に近所の内科で簡易検査を受けました(たなか内科)。今までとは違う検査機器です。

AHIは27.5、SpO2は86%となっています。

これは大変、またもとに戻っているではありませんか。医師の説明では、1分以内の無呼吸が繰り返し起こっているといいます。え?

しかしこれはおかしいと思い、検討すべくデータをコピーしてもらいました。

実は検査の時、2時間ほど眠れなかったので上を向き、目を瞑ってじっとしていました。意識ははっきりしていました。鼻の管で呼気と吸気測定、指先の静脈でSpO2測定、胸の下のベルトで体位測定と体を締め付けるものが多かったため、寝つけなかったのです。3時を回った時に時計を見たことを覚えています。映像にある筈。

そうしたらやはり、というかデータが変なのです。下のいびき(鼾)の継時変化です。

たなか内科2016年11月3.jpgクリックで拡大

1時07分から3時まで意識ははっきりしているにもかかわらず、いびきが計測されています。目覚めているのに、いびきはかかないですね。

さらに、この1時07分から3時までの間にCA(中枢性)、OA(閉塞性)、MA(混合性)の各無呼吸が計測されています。これって誰のデータなの?と思ったくらいです。眠ってないのに無呼吸なの?

2016年11月たなか内科.jpgクリックで拡大

もう一つ、SpO2の最低値86%というのは2時14分24秒から60秒以内に計測されています。意識はあるのにSpO2が下がるというのは理解が出来ません。

以前のデータと比較してもらえば分かりますが、無呼吸があるとSpO2は必ず下がっています。これが閉塞性無呼吸の特徴です。にもかかわらず今回は、無呼吸があるといいながらSpO2は上の一か所以外ずーっと平坦で90未満のところがありません。これは辻褄が合わないのです。

そこで調べてみると、次のサイトを見つけました。⇒リンクを拒否されました。

星野耳鼻咽喉科睡眠呼吸センター『自宅で出来る簡易検査・入院検査

のページに『自宅でできる検査の限界について』の項目:

1)低呼吸を無呼吸と捕らえてしまう。

2)センサーの取り付けが悪いと無呼吸低呼吸と判定してしまう

4)ポータブルモニター・PMにおける低呼吸の出現頻度は不正確な自動解析の低呼吸の基準をどうするかによっていとも簡単に変わってしまう。

とあります。やはりそうでしたか。身体の調子はどんどん良くなっているのに判定が悪いのは、機材の問題だったということですか。

これによって辻褄が合わないAHI:27.5は否定されることになります。

では、SpO2はどうでしょうか。これは指先から直接計測するもので、呼気、吸気の不正確な計測よりも、はるかに正確だと思います。ただし一点を除いては。

ということでSpO2からみる限り、睡眠時無呼吸、低呼吸は解消したと言えると思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*

nineteen − 8 =