めまい

めまい動画の怪しさを追及します

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以前は数え切れないほどの数、耳鼻科に通っていました。子供の頃からアレルギーで吸入剤や薬のお世話になって以来、耳鼻科へ行って薬を貰うのが当たり前になっていました。それが数十年経ってさらに耳鼻科へ行くようになり、鼻の中に炎症が出来て、抗生物質やステロイドを使うようになり治ってはすぐまた薬をもらいに行くことを繰り返していました。これがないと安心できないのですね。何時しか身体は薬漬けになりました。

これが薬依存症だと分ったのは他の臓器、DIC(播種性血管内凝固)、夏季過敏性肺炎、尿管結石などで入院するようになり、人より余計に病気になっていることに気がついたからです。それまでは食べるものに気をつけることがなくて、何でも食べて具合が悪くなったら医者へ行って薬を貰えば良いと思っていました。その結果が今の健康状態です。このままでは将来は寝たきりか入院したままになってしまうと思いました。

そこからが改善の始まりです。身体を動かす仕事をしてきたのに、どうしてめまいやふらつきが起こるのか。その理由は毎日身体のケアをしてこなかったからであり、体調を気にすることがなかったからです。医療では治らないと分かり、身体を整える方法をやっているところに施術を受けに行きました。そこで治ることはありませんでしたが、今でもこの手技が役に立っています。

さて、めまいの原因、めまいが起こる理由ですが、脳の病変や高血圧、低血糖、血圧、他の理由でもめまいは起こりますから、ここでは精密検査で所見なしの人を対象とします。そして最後に残ったものは首です。この場合はどんなに薬を飲んでも、効果は何も出ないはずですから、なかなか気がつきません。天候の変化で具合が悪くなる、梅雨の降ったりやんだりの時期は特に酷い、ジリジリイライラが続いている、秋から冬にかけて軽快していく、お風呂に入って首まで浸かるときには症状が出ない。

これらの症状に思い当たることがあったら、間違いなく首です。そして当てはまる人には、私のところで改善方法を指導しています。末尾を参照して下さい。

めまいにはメニエール病、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症など色々診断名がありますが、筆者もメニエールと言われたり、内リンパ水腫と言われたり、良性発作性頭位めまいと言われたり、どちらなのか分りませんでしたが、例えば脳出血や脳梗塞のように、脳の病変を示したものはあります。これによって出血なり梗塞なり自分の目で見て分るんですね。ところが、これがメニエールの状態ですという脳の病変を示したものはありません。CTやMRI、または解剖の画像はないということです。

ではどうして違う名前があるのかというと、それは保険請求のためだからです。病変を示すものがない上に診断名だけが認められているからと、わけの分らない名前が付けられるというわけです。そして出される薬はどうなのでしょうか。

アデホスコーワ、メリスロン、トラベルミン(薬局で)、メニレットゼリー(イソソルビド)、メチコバール、水溶性ビタミンなど覚えていますが、見事に、全く効かなかった、というより何も変化が起こらなかったということです。驚くほど苦いメニレットゼリーを毎日我慢して飲んでいたことを思い出します。我慢して飲んでも何も効果がないというのは、この先どうなるのだろうかと、心配ばかりが浮かんできます。

メニレットゼリー に対する画像結果

薬局で貰うとずっしり袋一杯に詰め込んでいるので、かさばるし重たかったですね。1日3回で2週間分。聞けば内リンパ嚢に水分が溜まって内リンパ水腫になっているものを排出する利尿作用があると言います。これで本当に効果のある人がいるのかどうか、はっきり言って分かりません。恐らくは、ほとんどというか、全く効果はないだろうと思います。

内リンパ嚢に水分が貯留してむくみが生じているというのは、エビデンスがあるのかどうかです。実際に画像でむくみが生じているという話は、これも聞いたことがありません。私も検査した当時は左低音域で難聴と診断され、内リンパ水腫と言われました。ですが、実際に内リンパ嚢を検査して出てきた結果ではありません。目と耳はつながっているので相互に影響は出やすいと思います。ただし、これらが耳の問題であるかどうかは少し待った方が良いと思っています。

動画で説明されている薬で効果がある人は、医療でいうメニエールであったり良性発作性頭位めまいであるのかも知れません。しかし、そうではなかったら全く違う要因が関与している可能性があると思っています。以前耳鼻科に通っていたときのこと、耳鳴り、めまいの症状で、という患者さんの声が良く聞こえてきました。高齢ではないけど定年くらいの年齢に見える人達です。実際には患者数は多いのではないかと思います。メニエールの発症年齢は30~40代といわれますから、高齢になってからは考えにくいわけです。

改善道場再開します

 

 

 

 

 

 

 

 

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