どういうプロセスを経て改善していくのか
身体のバランスを回復することで、症状は消失します。
ですから個々の症状に対して何かをするのではなく、身体全体を整えるうちに、今までの症状が無くなっていくという事です。
あなたには思い当たることがありますか?
肩がものすごく凝ったり、首の状態が悪い、身体全体が硬い、一日身体を動かすと翌日が大変。
私は時々、ワザとうつむいた姿勢を取って、数時間連続でパソコン作業をすることがあります。
そうすると、もう大変です。立ち上がった時にいきなり『めまい』が襲ってきます。とにかく具合が悪いのですね。
鼻をかむと睡眠時無呼吸の時のように、吐き出す息が鼻の奥で引っ掛かる、まさにいびきをかいている時のようです。
歩いていてもギクシャクして、上手く前に進めません。上半身と下半身が別のもののように感じられます。

ストレートネック
でも大丈夫です、治し方を知っていますから。うつむくことで肩甲骨と胸が締め付けられ、呼吸が苦しくなっています。その状態は肩甲骨周囲を思い切り硬くしてしまっています。
これは何のためにやっているのかというと、どういう状態の時に症状が出て、どういう姿勢を取れば良くなるのか、を検証するためです。そして思った通りの結果が出てきました。
『姿勢の問題が他の何よりも大きい』という事です。
ここでは、私が治っていったプロセスをご紹介することで、あなたの改善に役立てて戴きたいと思います。
睡眠時無呼吸、めまい、首の不調、これらの改善のカギは首にあることは既に『これが本当の理由 睡眠時無呼吸』のなかで説明しています。
私はマウスピースもCPAPも使えないことが分かった後、民間療法に通い身体の矯正と身体を緩めることを学びました。肩甲骨周囲から腰のまわり、足まで動かし、上から下まで硬直した身体が徐々に良くなって行くのを感じました。
しかしそれだけでは不十分で、季節が変わる春の暖かさと共に、身体のこわばりが強く出るようになりました。自分では治ったと思っていたものが再び再発しました。

体のゆがみ
今度は自分でやり方を考案して、身体中の筋肉を緩めることを優先に、様々な方法を試しました。
その結果が『これが証拠1 睡眠時無呼吸』で紹介した通り、睡眠時無呼吸の数値が改善しています。しかしまだ治ったとは言えない数値です。どこかに実施できていない場所があるのか、と思案しましたが分かりません。
それから数年後『これが証拠3 睡眠時無呼吸』で解決します。
それからしばらく時が過ぎ、あるきっかけで首のところを緩めると、状態が良くなっていくことに気が付きました。そうです、首に関しては、身体を整える中で緩めていましたが、今思えば不十分だったという事になります。
今まであまり緩めていなかった首から上の顔、耳の後ろと下、首の付け根、肩の付け根などを集中的に実施したところ、目覚ましい改善が見られたのです。痛いところ、痛かゆいところがありますが、そこを自分で緩めていきます。
すると、不思議なことに呼吸が楽になってきたのです。喉の下の方から上にかけて徐々に空気が通るようになったのです。もちろん気道ですから当たり前ですが、自分の気道が、今までよりもっと大きく広がったような感触でした。
試しに上を向いて寝てみると、すごく楽でした。今まで寝つけなくて寝返りを打っていたことがウソのようです。上を向いて寝られるようになったんですね。以前とは違う感触に、これは治ったのだと実感できました。
※いきなり首を揉みほぐしてはいけません。会員ページにて実施手順を説明しています。

姿勢の問題
私の場合は、身体の矯正と緩めることを先に実施していますから、首は最後に残った場所と言う事が出来ます。従ってあなたが何もしていない場合、首だけ緩めても、すぐに元に戻ってしまうでしょう。身体全体の歪みが最も出やすいのが首です。それだけにここを触る時は慎重にしなければなりません。
ところで、私は自分について治ったと言っていますが、『あなたがこれをやれば治る』と言えない事情があります。
それは医師法で、治療行為は医師のみが独占的に行うものと規定されているからです。自分が治ったというのは法に触れませんが、あなたが治る、あなたを治す、というのは医師法違反になるからです。(医師にしても『あなたは治る』と絶対に言わないはずです。どのような治療でも、必ず数%は治らないケースがあるからです。)
何かがおかしいとは思いますが、仕方がありません。そこで私が提供するのは『改善のための情報提供』ということになりますからご了解ください。
もちろん改善するだけの根拠と自信はあります。
もう一つは、情報提供という性質上、『あなたが実施しなければ何も変化は起こらない』ということです。この点に関して私は無力です。